マレーシアのDigiが2020年Q1の業績を発表
- 2020年05月26日
- 海外携帯電話
マレーシアのDigi.Comは2020年第1四半期の業績を発表した。
2020年3月31日に終了した3ヶ月間となる2020年第1四半期の連結売上高は前年同期比3.4%増の15億6,000万マレーシアリンギット(約385億429万円)、EBITDAは前年同期比6.2%減の7億5,600万マレーシアリンギット(約186億5,977万円)、EBITDAマージンは前年同期比4.9ポイント減の49%、当期純利益は前年同期比2.9%減の3億3,200万マレーシアリンギット(約81億9,450万円)となった。
Digi.Comはマレーシアにおける移動体通信事業を主要な事業とする。
移動体通信事業はDigi.Comの完全子会社であるマレーシアのDigi Telecommunicationsを通じて展開している。
なお、Digi.comの筆頭株主は世界各地で移動体通信事業を展開するノルウェーのTelenorで、Digi.Comに対するTelenorの経済的持分は49%となっている。
業績の発表に伴い2020年第1四半期末時点の事業データが公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比2.2%減の1,100万9,000件となった。
また、移動体通信サービスの加入件数のうち、データ通信サービスの加入件数は919万1,000件であるため、データ通信サービスの加入率は83.5%である。
移動体通信サービスの加入件数のうち、第4世代移動通信システム(4G)のLTEの加入件数は880万件であるため、LTEの加入率は79.9%となることも分かる。
2020年第1四半期に限定したマレーシアリンギット(MYR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が69マレーシアリンギット(約1,705円)、プリペイド契約が30マレーシアリンギット(約741円)で、総合が40マレーシアリンギット(約988円)となった。
2020年第1四半期に限定した1回線当たり平均月間データ通信量は前年同期比42.2%増の14.5GBに達した。
データ通信の需要が増大する中で通信網の整備も進めており、LTEの人口カバー率は前年同期比2ポイント増の91%となり、緩やかにLTEの提供エリアを拡大している。
LTEを高度化したLTE-Advancedの人口カバー率は前年同期比6ポイント増の73%となり、人口カバー率が90%を突破したLTEの提供エリアでは高度化技術の実装も進めている。
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