中国電信と中国聯通が2020年の5G基地局ベンダ選定結果を発表
- 2020年05月02日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)とChina Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)は2020年における第5世代移動通信システム(5G)の基地局の調達先を共同で発表した。
China TelecomとChina United Network Communicationsは5Gネットワークの共同整備に関して合意に達しており、中国全土でひとつの5Gネットワークを分担して構築する。
そのため、5Gの基地局の調達先はChina TelecomとChina United Network Communicationsが共同で選定を行い、その結果を公表している。
基地局を構成する装置に応じてパッケージ1とパッケージ2に分類しており、パッケージ1は中国のHuawei Technologies (華為技術)およびHuawei Technologiesの完全子会社で中国のHuawei Technical Service (華為技術服務)で構成される連合体、中国のZTE (中興通訊)の2者を選定した。
パッケージ2はHuawei TechnologiesおよびHuawei Technical Serviceで構成される連合体、ZTE、スウェーデンのEricssonの中国法人であるEricsson (China) Communications (愛立信(中国)通信)、中国のChina Information Communication Technologies Group (中国信息通信科技集団)の完全子会社で中国のDatang Mobile Communications Equipment (大唐移動通信設備)の4者を選定したと明らかにした。
フィンランドのNokiaの子会社であるNokia Shanghai Bell (上海諾基亜貝爾)も入札には参加したが、最終候補者には残らず失注する結果となった。
これにより、2020年にはChina TelecomとChina United Network CommunicationsはHuawei TechnologiesおよびHuawei Technical Service、ZTE、Ericsson (China) Communications、Datang Mobile Communications Equipmentより基地局を構成する装置を調達し、NR方式のスタンドアローン(SA)構成に対応した5Gネットワークの整備を進めることになる。
なお、China TelecomとChina United Network CommunicationsはすでにNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成で5Gサービスを商用化した。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯のみを使用しており、NR Bandはn78である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。