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ASUSが2020年Q1の業績を発表、スマホ事業は低迷続く



台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)は2020年第1四半期の業績を発表した。

2020年3月31日に終了した3ヶ月間となる2020年第1四半期の連結売上高は前年同期比23.3%減の640億4,300万台湾ドル(約2,291億9,635万円)、当期純利益は前年同期比59.4%減の8億8,800万台湾ドル(約31億7,992万円)となった。

業績の発表に伴い事業別の業績も公表しており、スマートフォン事業の業績が開示されている。

スマートフォン事業の売上高は前年同期比69.8%減の23億6,400万台湾ドル(約84億6,545万円)、当期純損失は前年同期比37.7%減の3億4,500万台湾ドル(約12億3,549万円)である。

ASUSTeK Computerの連結売上高のうちスマートフォン事業はわずか3.7%を占めるにとどまり、スマートフォン事業は前年同期比で7割近くと大幅な減収を記録した。

前年同期比で赤字幅こそ縮小したが、スマートフォン事業は依然として低迷が続いている。

ASUSTeK Computerはスマートフォン事業の不振に伴い2018年第4四半期よりスマートフォン事業を除いた業績を開示するとともに、スマートフォン事業の業績も個別に開示しているが、スマートフォン事業は2018年第4四半期から6四半期連続で赤字を記録したことが分かっている。

ASUSTeK Computerは2020年第2四半期以降の展望でスマートフォン事業に関して言及していないが、ASUS ZenFone 7およびROG Phone 3を準備していることが判明している。

米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesは同社が開発したQualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platformを採用するスマートフォンを予告しており、ASUSTek Computer製のスマートフォンとしてはASUS ZenFone 7およびROG Phone 3が含まれていた。

そのため、具体的な発売時期こそ不明であるが、2020年中にはASUS ZenFone 7およびROG Phone 3を発売すると思われる。

なお、ASUSTeK Computerはスマートフォン事業の不振を受けて2019年上半期のうちに新たな方針の基づいた再編を完了しており、ゲーマーおよびエキスパートユーザーに焦点を当てたスマートフォンに注力し、選択された国と地域において最強のパフォーマンス、最高のデザイン、最高の品質を備えたスマートフォンの発売を目指す方針と説明している。

ASUS

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