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シンガポールのSingtelが2020会計年度通期の業績を発表



シンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)は2020会計年度通期の業績を発表した。

2020年3月31日に終了した12ヶ月間となる2020会計年度通期の連結売上高は前年同期比4.8%減の165億4,200万シンガポールドル(約1兆2,568億1,153万円)、EBITDAは前年同期比3.2%減の45億4,100万シンガポールドル(約3,450億3,540万円)、当期純損益は前年同期比65.3%減で10億7,500万シンガポールドル(約816億8,092万円)となった。

前年同期比で減収減益を記録したことになる。

業績の発表に伴い事業分野別の業績も公表されている。

移動体通信に関連する売上高はシンガポールの携帯通信サービスが前年同期比12.1%減の2億1,800万シンガポールドル(約165億6,680万円)、豪州の携帯通信サービスが前年同期比5.4%減の8億6,300万豪州ドル(約617億910万円)となった。

なお、Singapore Telecommunicationsは連結子会社を通じてシンガポールおよび豪州で移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを提供しており、シンガポールでは完全子会社のSingtel Mobile Singapore、豪州では完全子会社で豪州のSingtel Optusを通じて完全所有するOptus Mobileが担当する。

2020年3月31日時点の事業データも明らかにしている。

Singtel Mobile Singaporeが提供する移動体通信サービスの加入件数はポストペイド回線が270万件、プリペイド回線が158万件である。

また、Optus Mobileが提供する移動体通信サービスの加入件数は音声通話のポストペイド回線が582万件、音声通話のプリペイド回線が338万件、データ通信専用回線が124万件となった。

なお、Singapore Telecommunicationsはシンガポールや豪州のほかに関連会社を通じて世界各地で移動体通信事業を展開しており、主要な関連会社としてはフィリピンのGlobe Telecom、タイのAdvanced Info Serviceおよびその子会社で同国の移動体通信事業者であるAdvanced Wireless Network、インドネシアのTelekomunikasi Selular、インドのBharti Airtelが挙げられる。

Advanced Info Serviceはラオス、Bharti Airtelはスリランカ、バングラデシュ、ニジェール、チャド、ケニア、ルワンダ、ウガンダ、マラウイ、ナイジェリア、ガボン、コンゴ共和国(コンゴ・ブラザビル)、コンゴ民主共和国(旧:ザイール)、タンザニア、ザンビア、マダガスカル、セーシェルでも移動体通信事業を展開している。

Singtel

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