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AGCがNTTドコモの5Gに対応したガラスアンテナを開発完了、2020年内に展開



AGCは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したガラスアンテナの開発を完了したと発表した。

AGCはNTT DOCOMOと共同でNTT DOCOMOが運用するNR方式の周波数に対応したガラスアンテナであるWEVEATTOUCH (ウェーブアトッチ)の開発を完了したという。

ガラスアンテナはアンテナや周辺部材が無色透明で、既存窓の室内側の表面に貼り付けて設置できるため、景観や室内環境を損なうことなく通信網を整備できる。

既存窓に設置できることから、窓を基地局化するガラスアンテナと呼称している。

AGCは2018年11月にNTT DOCOMOと共同で第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したガラスアンテナを開発し、2019年10月よりNTT DOCOMOのLTE方式の整備にガラスアンテナの使用を開始した。

NTT DOCOMOは2020年3月25日よりNR方式に準拠した5Gの提供を開始しており、5Gの整備の拡大に向けてNTT DOCOMOがNR方式で使用する高い周波数に対応したガラスアンテナを新たに開発したという。

なお、NTT DOCOMOがNR方式で使用する周波数はサブ6GHz帯が3.7GHz帯の3600~3700MHzおよび4.5GHz帯の4500~4600MHz、ミリ波(mmWave)が28GHz帯の27400~27800MHzとなるが、このうちガラスアンテナは3600~3700MHzおよび4500~4600MHzに対応する。

NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257となる。

アンテナ部分のサイズは843×185mmで、質量は約2kgである。

5Gの提供エリアを拡大するために、2020年内に都市部を中心として日本全国で展開する予定という。

同時に需要の増大に対応するべく量産工場の稼働を開始したことも明らかにした。

また、従来の指向性が高い高利得タイプに加えて、より広い角度に電波を送出できるワイドビームタイプも2020年度中に開発の完了を予定し、さらに柔軟なエリア設計を可能にすると説明している。

AGC

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