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台湾当局が中華電信に5G免許を交付、台湾初



台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)は台湾の移動体通信事業者(MNO)であるChunghwa Telecom (中華電信)に対して第5世代移動通信システム(5G)の免許を交付した。

国家通訊伝播委員会は2020年6月3日の9時(国家標準時間)より本部で第912次委員会議を開催し、Chunghwa Telecomから申請が行われた3.5GHz帯および28GHz帯を使用した第5世代移動通信システム(5G)のモバイルブロードバンドサービスの免許などに関して議論したという。

委員会会議はChunghwa Telecomの申請を審査した結果、法的義務が満たされていると判断したため、国家通訊伝播委員会はChunghwa Telecomに対して3.5GHz帯および28GHz帯を使用した5Gのモバイルブロードバンドサービスの免許を交付したと説明している。

3.5GHz帯および28GHz帯を使用した5Gのモバイルブロードバンドサービスの免許は事実上の5Gサービスの免許となり、台湾の移動体通信事業者としてはChunghwa Telecomが初めて5Gサービスの免許を取得したことになる。

Chunghwa Telecomは5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.5GHz帯とミリ波(mmWave)の28GHz帯を保有しており、3.5GHz帯では3420~3510MHzの90MHz幅、28GHz帯では27900~28500MHzの600MHz幅を使用できる。

5Gの通信方式はNR方式を導入する計画で、NR Bandは3.5GHz帯がFR1のn78、28GHz帯がFR2のn257となる見込み。

基地局をはじめとする通信設備はスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokiaより調達することが分かっている。

なお、台湾には5社の移動体通信事業者が存在するが、加入件数を基準としてChunghwa Telecomは台湾で最大手の移動体通信事業者である。

国家通訊伝播委員会

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