楽天モバイル、Rakuten Miniの周波数変更に伴う電波法やB1対応予定に関して回答
- 2020年06月10日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のスマートフォン「Rakuten Mini (C330)」に関して対応周波数を変更したことを発表した。
当初、Rakuten Mini (C330)ではLTE方式はBand 1、Band 3、Band 18、Band 19、Band 26、Band 28、Band 41に対応すると案内していたが、Band 5およびBand 38を追加した個体、Band 1に非対応でBand 4、Band 5、Band 38を追加した個体が存在すると明らかにした。
Rakuten Mini (C330)の対応周波数に関してRakuten Mobileの広報担当者に回答を求めたところ、2020年6月10日の14時51分に回答を得られており、Rakuten Mobileの広報担当者によるとRakuten Mini (C330)に対応周波数の変更が行われたことは事実で、国際ローミングの対応を拡充するために対応周波数の変更を実施したと説明している。
ただ、公式ウェブサイトでは対応周波数の変更が更新されておらず、2020年6月10日付けで修正したという。
対応周波数の変更に伴う電波法への抵触などはないことも明確化した。
また、製造年月が比較的新しい個体からはBand 1には非対応となるが、Band 1に非対応の個体をBand 1に対応させる予定はないとのことである。
Rakuten Mobileの広報担当者による表向きの説明では国際ローミングの対応の拡充を目的とした意図的な変更としているが、その通りに受け取るかどうかは読者の皆様にお任せしたい。
参考までに、Band 1を導入する移動体通信事業者(MNO)の多くはBand 3も導入しており、エリアとしてはBand 1とBand 3は重なる場合が多い。
一方で、Band 4は米州および米国領の移動体通信事業者で導入が多く、Band 4を導入する移動体通信事業者の多くはBand 3を導入していない。
したがって、国際ローミングで利用できるエリアとしては、Band 1に非対応でBand 4に対応する方が広くなると思われるが、渡航先によってBand 1に対応する方がよい場合があることも事実である。
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