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ブラジルのClaroが5Gサービスを開始、南米初の5Gは世界初のn7に



メキシコのAmerica Movilの子会社でブラジルの移動体通信事業者(MNO)であるClaroは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

Claroは2020年7月14日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

まずはリオデジャネイロ州リオデジャネイロ市およびサンパウロ州サンパウロ市の一部が5Gサービスの提供エリアとなる。

5Gサービスに対応した端末としては1機種のスマートフォンを用意しており、米国のMotorola Mobility製のmotorola edge (XT2063-3)を取り扱う。

2020年7月14日よりmotorola edge (XT2063-3)の販売を開始しており、カラーバリエーションはSolar BlackとMidnight Redの2色展開で、価格は5,499ブラジルレアル(約110,000円)である。

ブラジルでは5G向け周波数の割当が実施されていないため、Claroは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用する周波数でNR方式も導入した。

スウェーデンのEricssonよりダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)に対応した通信設備を調達しており、DSSを実装してLTE方式とNR方式で動的に周波数を共有している。

周波数はサブ6GHz帯の2.6GHz帯で、NR BandはFR1のn7となる。

Claroは2.6GHz帯、2.1GHz帯、1.8GHz帯、700MHz帯でLTE方式を導入しており、技術的にはこれらの周波数でDSSを実装してNR方式の導入が可能である。

保有する帯域幅は地域で異なり、2.6GHz帯は20~30MHz幅*2、2.1GHz帯は5MHz幅*2、1.8GHz帯は5~15MHz幅*2、700MHz帯は10MHz幅*2を保有しているため、ブラジル全土で最も広い帯域幅を確保している2.6GHz帯でNR方式を導入した。

これまでに、ブラジルを含めて南米の国で5Gサービスを商用化した移動体通信事業者はなく、Claroは南米の国の移動体通信事業者としては最初に5Gサービスを商用化したことになる。

また、世界的にみてn7を導入した移動体通信事業者はないため、Claroは世界で初めてn7を導入した移動体通信事業者となった。

Claro

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