楽天モバイル、名古屋市で5G基地局の免許を取得
- 2020年07月15日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の東海総合通信局より第5世代移動通信システム(5G)の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省が運営する電波利用ホームページで公開された情報によると、Rakuten Mobileは東海総合通信局管内で1局の5Gの無線局免許を2020年7月9日付けで取得した。
無線局の種別は基地局で、周波数はミリ波(mmWave)の28GHz帯である。
送受信所は愛知県名古屋市西区となっている。
中心周波数は27150MHzで、帯域幅は100MHz幅であるため、27100~27200MHzで運用できる。
Rakuten Mobileは5G向け周波数として総務省よりサブ6GHz帯の3.7GHz帯およびミリ波の28GHz帯の割当を受けている。
28GHz帯は27000~27400MHzの400MHz幅の割当を受けているが、無線局免許を取得した基地局では100MHz幅を使用することになる。
これまでに、Rakuten Mobileは東京都、北海道、大阪府、兵庫県で5Gの無線局免許を取得しており、東海総合通信局管内では初めて5Gの無線局免許を取得した。
当初、Rakuten Mobileは2020年6月に5Gサービスを商用化する計画を示していたが、約3ヶ月の延期の見通しを発表しており、2020年9月頃に商用化する目標で準備を進めていると思われる。
5Gの基地局は3.7GHz帯のアンテナ一体型無線機をNEC Corporation (日本電気)、28GHz帯のアンテナ一体型無線機を米国のAirspan Networksより調達する。
5Gの通信方式はNR方式の採用が確定しており、NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる見込み。
なお、Rakuten Mobileは5Gサービスの商用化に先立ち2020年6月18日より5Gサービスに対応する予定のスマートフォンの販売を開始している。
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