長岡京市、地域BWAの免許申請希望者を募集開始
- 2020年07月17日
- Regional BWA
京都府長岡京市は2020年7月17日より長岡京市域を対象区域とする地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の免許の申請を希望する事業者の募集を開始すると発表した。
地域BWAの事業を行うためには総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より無線局免許の交付を受ける必要があるが、それには地域における公共の福祉の増進に寄与する利用にも供することを要件としている。
そのため、事前に対象区域の市町村と同意書や協定などを締結し、あらかじめ自治体から同意を得ていることが前提となる。
複数の事業者が希望する場合は自治体で地域への貢献度を比較して選定することも規定されており、長岡京市は地域BWAの免許の申請を希望する事業者の募集を開始することになった。
応募する場合は指定の様式の参加表明書および任意の様式の事業者概要を長岡京市役所 市民協働部 防災・安全推進室に持参して提出する必要がある。
募集期間は2020年7月17日から2020年7月31日までとなり、提出期限は2020年7月31日である。
応募資格は電波法関係審査基準に規定する地域BWAの無線局の免許主体となり得る者であること、すでに長岡京市以外の自治体で地域BWAの無線局免許を取得かつ電波の送出および地域BWAに関する事業を開始した実績があること、2021年度初旬より長岡京市で電波の送出および地域BWAに関する事業が開始できることと規定されている。
長岡京市が選定した事業者は地域BWAの無線局の免許主体となるために、総務省に免許の交付を申請することになる。
地域BWAは日本各地で高度化方式の導入が進んでおり、長岡京市と隣接する自治体では京都府京都市、乙訓郡大山崎町、大阪府三島郡島本町で地域BWAの高度化方式の免許が交付されている。
地域BWAの高度化方式としてはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の導入が可能である。
周波数は2.5GHz帯の20MHz幅を使用するため、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。
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