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日本でゲーミングスマホBlack Shark 3を発売へ、5G周波数でも技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報が更新された。

中国のBLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG) (南昌黒鯊科技)製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「SHARK KLE-H0」が2020年7月10日付けでElement Materials Technologyを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は205-200008。

モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/900(B8)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2500(B41)/2000(B34)/ 1900(B39/sXGP) MHz, W-CDMA 2100(I)/1700(IX)/ 900(VIII)/800(VI/XIX) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANは2.4GHz帯に加えて5GHz帯の利用も可能で、規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応する。

SHARK KLE-H0はBlack Shark 3の国際版の型番に該当し、BLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)が展開するゲーミングスマートフォンである。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でも認証を受けており、日本国内では3600~3800MHzを利用できる。

総務省は5G向け周波数としてサブ6GHz帯では3600~4100MHzおよび4500~4600MHzを移動体通信事業者(MNO)各社に対して割当したが、NR Bandはn78のみに対応することから、n78の範囲となる3600~3800MHzに限定して認証を受けた。

参考までに、n78は世界で最も導入数が多いNR Bandで、日本の移動体通信事業者としては最大手のNTT DOCOMOとauを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が導入している。

Black Shark 3の国際版が日本の認証を取得したことから、日本で発売するために準備を進めていることが分かる。

日本ではTAKUMI JAPANが正規代理店としてBLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)製のスマートフォンを販売しているため、TAKUMI JAPANを通じて販売すると思われる。

なお、認証業務を実施したElement Materials Technologyは日本と無線設備の基準認証に関する相互承認協定(MRA)を締結した英国の機関で、日本向けの認証業務を実施する者として相互承認協定に基づき設置された合同委員会の登録を受けた登録外国適合性評価機関である。


総務省 電波利用ホームページ

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