マレーシアのGreen Packet、unifi Mobile事業から撤退
- 2020年08月06日
- 海外携帯電話
マレーシアのGreen Packetはマレーシアの移動体通信事業者(MNO)でunifi Mobileとして展開するwebe digitalの株式を売却することが分かった。
マレーシアのTelekom Malaysiaは完全子会社でマレーシアのMobikomを通じて、Green Packetが完全子会社でマレーシアのPacket Oneを通じて保有するwebe digitalの株式の18.9%を取得する予定という。
webe digitalに対する持分比率はMobikomが91.8%、韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomが8.2%となる予定で、Green Packetとしてはwebe digitalから撤退することになる。
webe digitalは旧社名がPacket One Networks (Malaysia)で、Green Packetの子会社として設立された経緯がある。
WiMAX方式を導入して携帯通信サービスを提供していたが、Telekom MalaysiaがPacket One Networks (Malaysia)を買収し、衰退するWiMAX方式を終了して普及が進むLTE方式を導入することになった。
Telekom MalaysiaがPacket One Networks (Malaysia)を買収を完了した2014年9月30日の時点で、Packet One Networks (Malaysia)に対する持分比率はMobikomが55.3%、Packet Oneが31.1%、SK Telecomが13.6%となっていたが、その後にTelekom Malaysiaが持分比率を引き上げてMobikomが72.9%、Green Packetが18.9%、SK Telecomが8.2%となっていた。
Packet One Networks (Malaysia)は長らくP1のブランド名でWiMAX方式の携帯通信サービスを提供してきたが、2016年4月13日にはLTE方式の携帯通信サービスはwebeのブランド名で提供する計画を発表し、LTE方式の携帯通信サービスの商用化に先立ち2016年4月29日を効力発生日として社名をwebe digitalに変更した。
2016年6月30日からはTelekom Malaysiaとwebe digitalの既存顧客を対象にLTE方式の携帯通信サービスを試験的に提供し、2016年9月30日に商用化しており、これに伴い音声通話の提供も開始したことになる。
2017年9月15日にはTelekom Malaysiaが保有するunifiをブランド名に取り込み、ブランド名をwebeからunifi Mobileに刷新している。
なお、社名はwebe digitalで変わりない。
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