沖縄セルラー電話、UQモバイル沖縄を吸収合併
KDDIの連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)はUQ mobile Okinawa (UQモバイル沖縄)を吸収合併すると発表した。
Okinawa Cellular Telephoneは2020年7月29日に開催した取締役会において、2020年10月1日を効力発生日としてOkinawa Cellular Telephoneの完全子会社であるUQ mobile Okinawaを吸収合併することを決議したという。
合併の方式はOkinawa Cellular Telephoneを存続会社、UQ mobile Okinawaを消滅会社とする吸収合併方式で、完全子会社を対象とする吸収合併であるため、合併に伴う株式の交付などは行わない。
また、Okinawa Cellular Telephoneにおいては会社法第796条第2項に規定する簡易合併で、UQ mobile Okinawaにおいては会社法第784条第1項に規定する略式合併であるため、合併契約の承認に係る株主総会は開催しない。
Okinawa Cellular Telephoneは沖縄県における移動体通信事業者(MNO)として提供するauの携帯通信サービスなどが主要事業で、UQ mobile Okinawaは沖縄県における仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供するUQ mobileの携帯通信サービスが主要事業である。
Okinawa Cellular Telephoneは低廉な料金で高品質な携帯通信サービスを提供して加入件数を伸ばすUQ mobile Okinawaを吸収合併することで、グループの経営資源の集約により競争力を高め、事業構造の効率化や事業運営体制の強化を図ると説明している。
2020年10月1日以降はOkinawa Cellular Telephoneが沖縄県におけるauとUQ mobileの携帯通信サービスを提供することになる。
なお、Okinawa Cellular Telephoneの発表に先立ち、KDDIは同社の連結子会社であるUQ Communicationsが運営するUQ mobileの事業をKDDIに統合する計画と発表した。
KDDIおよびUQ Communicationsがそれぞれ2020年5月14日に開催した取締役会において、UQ Communicationsが運営するUQ mobileの事業を会社分割により、2020年10月1日を効力発生日としてKDDIが承継することを決議していた。
そのため、沖縄県以外では2020年10月1日以降はKDDIがauとUQ mobileの携帯通信サービスを提供することが分かっていた。
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