韓国のSK Telecomが2020年Q2の業績を発表、5G加入率は1割を超える
- 2020年08月07日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2020年第2四半期の業績を発表した。
2020年6月30日に終了した3ヶ月間となる2020年第2四半期の連結売上高は前年同期比3.4%増の4兆6,028億韓国ウォン(約4,098億7,505万円)、EBITDAは前年同期比5.3%増の1兆3,906億韓国ウォン(約1,238億5,718万円)、当期純利益は前年同期比40.8%増の4,322億韓国ウォン(約384億9,495万円)となった。
SK Telecomは移動体通信事業を除くすべての事業分野で堅調に成長し、移動体通信事業は改善の傾向にあり、業績は堅調に成長したという。
また、SK Telecomの関連会社である韓国のSK Hynixの業績が好調で、SK Telecomの業績に貢献している。
業績の発表に伴い事業分野別の業績も明らかにされている。
連結売上高のうち移動体通信事業は前年同期比0.6%増の2兆9,398億韓国ウォン(約2,619億3,159万円)となった。
移動体通信事業は全体の63.9%を占めている。
SK Telecomの業績報告における事業分野区分を基準とすると、移動体通信事業はSK Telecomにとって最大の事業となっている。
2020年第2四半期末時点の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数総数は前年同期比1.4%増の3,144万件となった。
移動体通信サービスの加入件数総数のうち第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を利用できる5G契約の加入件数は前年同期比531.2%増の334万8,000件、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を利用できるLTE契約の加入件数は前年同期比2.4%減の2,378万5,000件で、移動体通信サービスの加入件数総数で占める比率はそれぞれ10.6%と75.7%である。
NR方式に準拠した5Gサービスの商用化から約1年3ヶ月が経過した時期の数値であり、5G契約の比率は2020年第2四半期に初めて10%を超えたことになる。
なお、移動体通信サービスの加入件数総数にはSK Telecomのネットワークを利用する仮想移動体通信事業者(MVNO)も含まれている。
2020年第2四半期の韓国ウォン(KRW)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比0.6%減の30,158韓国ウォン(約2,688円)、SK Telecomのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)を含めたARPUは前年同期比2.5%増の27,701韓国ウォン(約2,468円)となった。
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