フィリピンのGlobe Telecom、プリペイドSIMが5Gに対応
- 2020年08月28日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは第5世代移動通信システム(5G)を提供する対象を拡大した。
2020年8月24日よりGlobe TelecomがGlobeブランドおよびTMブランドで提供するプリペイドプランが5Gサービスに対応したため、プリペイドSIMカードで5Gサービスを利用できることになる。
Globe Telecomは東南アジアで初めてNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した移動体通信事業者で、2019年7月27日より固定通信用途に限定して提供してきた。
2020年8月6日からは携帯通信用途でも提供を開始したが、その時点ではポストペイドプランが対象となっていた。
ようやくプリペイドプランも対象となり、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したプリペイドSIMカードであれば自動的に5Gサービスの利用が有効化される。
5Gサービスの利用に追加料金は発生しないが、利用するためには5Gサービスの提供エリアで対応したスマートフォンが必要となる。
提供エリアはマニラ首都圏の一部に限定しており、段階的に拡大する計画である。
対応したスマートフォンは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40、HUAWEI P40 Pro、HUAWEI P40 Pro+、HUAWEI nova 7 5G、HUAWEI nova 7 SE 5G、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X2 Pro、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultra、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5Gを取り扱う。
Samsung Galaxy S20 Ultraの場合はSamsung Electronicsが提供するソフトウェアのアップデートを適用する必要がある。
なお、5Gの通信方式はNR方式を採用しており、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用し、NR BandはFR1のn78となる。
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