イスラエルのPelephoneが5Gスマホの販売を開始、近く5Gサービスを開始へ
- 2020年08月27日
- 海外携帯電話
イスラエルのBezeq – The Israel Telecommunication Corp.の完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるPelephone Communicationsは第5世代移動通信システム(5G)に対応した端末を発売した。
Pelephone Communicationsは5Gサービスの商用化に先立ち、5Gサービスに対応したスマートフォンおよび据置型無線LANルータの取り扱いを開始している。
スマートフォンは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultra 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10およびPOCO F2 Pro、据置型無線LANルータは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI 5G CPE Pro 2を取り扱う。
Xiaomi Mi 10、POCO F2 Pro、HUAWEI 5G CPE Pro 2はすでに販売を開始しており、価格はXiaomi Mi 10が2,999イスラエル新シェケル(約94,000円)、POCO F2 Proが2,499イスラエル新シェケル(約78,000円)、HUAWEI 5G CPE Pro 2が1,899イスラエル新シェケル(約59,000円)に設定されている。
Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gは販売を開始しておらず、価格も公表していない状況で、事前登録を受け付けている。
すでに5Gサービスの料金プランも公表しており、月額料金は49.90イスラエル新シェケル(約1,600円)、59.90イスラエル新シェケル(約1,900円)、69.90イスラエル新シェケル(約2,200円)のいずれかとなる。
Pelephone Communicationsは5Gサービスを商用化する具体的な日程は公表していないが、早ければ2020年8月下旬にも商用化する予定で、2020年8月下旬から2020年9月の間に商用化する見込みという。
すでに数百局の5Gの基地局を建設しており、商用化に向けた準備を進めている。
イスラエルの政府機関で電気通信分野の規制を司る通信省(Ministry of Communications)より5G向け周波数として700MHz帯の10MHz幅、2.6GHz帯の20MHz幅、3.5GHz帯の100MHz幅を取得したが、まずは3.5GHz帯を使用して5Gを整備することが決まっている。
3.5GHz帯では広い帯域幅を確保し、5Gの特徴のひとつである高速かつ大容量な通信を実現できる。
5Gの通信方式はNR方式の導入が決定しており、3.5GHz帯のNR BandはFR1のn78となる。
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