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サムスン電子、米最大手のVerizonに5G NR基地局を供給



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は米国のVerizon Communicationsの子会社でVerizon Wirelessとして事業を行う米国の移動体通信事業者(MNO)であるCellco Partnershipに対して第5世代移動通信システム(5G)の基地局を供給すると発表した。

Samsung Electronicsの米国法人であるSamsung Electronics AmericaはVerizon Communicationsの子会社で調達関連の機能を担う米国のVerizon Sourcingと2020年9月4日付けで無線ネットワークソリューションの供給契約を締結したという。

金額は7,898,280,000,000韓国ウォン(約7,063億1,444万円)で、対象の期間は2020年6月30日から2025年12月31日、対象の国または地域は米国である。

事実上、Samsung Electronicsは無線ネットワークソリューションの供給契約に基づき5Gの基地局をCellco Partnershipに供給することになる。

これまで、Samsung ElectronicsはCellco Partnershipに対して5Gの基地局を供給した実績を有するが、Cellco Partnershipが早期に導入した独自規格の5GTF方式に対応した5Gの基地局を供給しており、標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応した5Gの基地局は供給した実績がない。

したがって、Samsung Electronicsとしては加入件数を基準に米国で最大の移動体通信事業者であるCellco Partnershipに対して初めてNR方式に対応した5Gの基地局を供給することが決まった。

Cellco Partnershipは5GTF方式では世界初の5Gサービスとして2018年10月1日より固定通信用途のVerizon 5G Homeを商用化しており、2019年4月3日には世界初のNR方式に準拠した5Gサービスとして携帯通信用途のVerizon 5G Ultra Widebandの提供を開始した。

もはやVerizon 5G Homeは拡大せず、Verizon 5G HomeをVerizon 5G Ultra Widebandに置き換える計画も公表している。

NR方式に対応した5Gの基地局は当初よりスウェーデンのEricssonから調達しているが、2020年6月30日以降はSamsung ElectronicsとEricssonの2社から調達することになる。

Samsung

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