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KDDIがau 5Gでミリ波の28GHz帯を利用開始、世界初のn257に



auを展開するKDDIはau 5Gでミリ波(mmWave)の利用を開始した。

KDDIはOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)とともには2020年3月26日より第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスとしてau 5Gを提供しているが、当初から周波数はサブ6GHz帯の3.7GHz帯を利用してきた。

2020年9月17日からはau 5Gで新たな周波数としてミリ波の28GHz帯も利用を開始している。

NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、28GHz帯がFR2のn257となり、KDDIが世界で初めてn257を商用化した移動体通信事業者(MNO)となった。

au 5Gの通信速度は3.7GHz帯を利用して下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbpsで提供を開始しており、3.7GHz帯ではソフトウェアのアップデートを通じて下り最大3.4Gbpsに高速化していた。

28GHz帯の利用の開始に伴いさらなる高速化を実現しており、通信速度は下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbpsに達する。

日本の移動体通信事業者としては最速の通信速度を実現することになる。

まずはSHARP製のモバイル無線LANルータであるSpeed Wi-Fi 5G X01 (SHR01)が28GHz帯の5Gに対応し、2020年9月17日より提供を開始したソフトウェアのアップデートを適用すると28GHz帯の5Gを利用できる。

下り最大4.1Gbpsのエリアは埼玉県および広島県の一部、上り最大481Mbpsのエリアは埼玉県、東京都、神奈川県、富山県、静岡県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、熊本県の一部となる。

なお、NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用し、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を実装してNR方式とLTE方式で同時通信するため、au 5Gの通信速度は同時通信時の理論値となっている。

世界ではミリ波の5Gは米国で一部の移動体通信事業者が導入したほか、豪州では一部の移動体通信事業者が試験用に取得したミリ波を特別な許可のもと商用で利用している状況にとどまる。

そのため、KDDIはアジアの移動体通信事業者としては最初にミリ波の5Gを商用化したことになる。

au

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