兼松、ローカル5G対応のモバイルWi-FiルータAPAL RAKU+を販売中
- 2020年09月23日
- Local 5G
Kanematsu Corporation (兼松)の完全子会社であるKanematsu Futuretech Solutions Corporation (兼松フューチャーテックソリューションズ)は台湾のCompal Electronics (仁宝電脳工業)製のモバイル無線LANルータ「APAL RAKU+ (RAKU Plus)」を販売していることが分かった。
Compal Electronicsが開発および製造し、Compal Electronicsの完全子会社で台湾のPalcom International (皇鋒通訊)が自社ブランドで展開する第5世代移動通信システム(5G)に対応したモバイル無線LANルータである。
通信モデムはQualcomm Snapdragon X55 5G Modem-RF Systemを搭載する。
ディスプレイはカラー表示に対応した約2.4インチの液晶で、タッチパネルによる操作を行える。
通信方式はNR (FR1, TDD) 4500(n79) MHz, NR (FR2, TDD) 28000(n257) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHzに対応している。
5GのNR方式はスタンドアローン(SA)構成や第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成に対応し、下りの通信速度は2Gbpsに達する。
SIMカードはシングルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズとなる。
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz)にも対応しており、最大で16台の無線LAN機器を同時に接続できる。
電池パックの容量は5300mAhとなっている。
充電端子は表裏の区別が不要なUSB Type-Cを採用している。
ローカル5Gで利用することを想定して開発しており、ローカル5Gに割当した周波数に加えてローカル5Gに割当する見込みの周波数にも対応する。
また、LTE方式と高い互換性を確保した全国広帯域移動無線アクセスシステム(以下、全国BWA)、地域広帯域移動無線アクセスシステム(以下、地域BWA)、自営等広帯域移動無線アクセスシステム(以下、自営等BWA)の周波数にも対応するため、ローカル5GをNSA構成で運用する場合は全国BWA、地域BWA、自営BWAをアンカーバンドとして使用できる。
Palcom Internationalは設立当初、Compal Electronicsが製造した他社ブランドのスマートフォンなどを台湾における総代理店として台湾向けに販売してきたが、5Gに対応したモバイル無線LANルータは自社ブランドの製品として展開することになる。
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