楽天モバイルが5Gのエリアを公開、SA構成は2021年Q2に
- 2020年09月30日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスの提供エリアを公開した。
Rakuten Mobileは2020年9月30日の15時30分より5Gサービスを商用化しており、まずは北海道、埼玉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県の一部で5Gサービスを提供している。
2020年9月30日の時点で5Gサービスの提供エリアは北海道札幌市白石区、埼玉県さいたま市大宮区および中央区、東京都世田谷区および板橋区、神奈川県横浜市西区、大阪府大阪市北区、兵庫県神戸市兵庫区の一部で、さらなる詳細はRakuten Mobileの公式ウェブサイトで確認できる。
5Gサービスの提供エリアは2020年9月30日の時点では6都道府県に限られるが、2021年3月には47都道府県すべてで5Gサービスを提供する予定という。
また、NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しているが、2021年第2四半期にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成を導入する計画も明らかにしている。
NSA構成ではアンカーバンドとして機能するLTE方式への常時接続が必要となり、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を実装してLTE方式とNR方式で同時通信する。
Rakuten Mobileが運用する通信方式と周波数はLTE方式が1.8GHz帯のBand 3、NR方式が3.7GHz帯のn77および28GHz帯のn257となる。
Band 3がアンカーバンドとして機能するため、EN-DCの組み合わせはDC_3A_n77AおよびDC_3A_n257AまたはDC_3A_n257Iである。
なお、5Gサービスの通信速度は2020年9月30日の時点では下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsで、2020年11月中に下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsへ高速化する計画と案内している。
Rakuten Mobileが案内する通信速度はいずれもEN-DCを適用して同時通信時の理論値となっている。
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