楽天モバイルの5Gは約870Mbpsで開始、11月に約2.8Gbpsへ高速化
- 2020年09月30日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスに関して当初は下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsで提供を開始することを明らかにした。
Rakuten Mobileは2020年9月30日の15時30分より5Gサービスの提供を開始しており、2020年9月30日の時点では通信速度が下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsになるという。
2020年11月中には通信速度を下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsに高速化する計画である。
Rakuten Mobileは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より5G向け周波数としてサブ6GHz帯では3.7GHz帯の100MHz幅およびミリ波(mmWave)では28GHz帯の400MHz幅の割当を受けている。
Rakuten Mobileの広報担当者によると、2020年9月30日付けのプレスリリースに記載した通信速度は周波数に関係なくRakuten Mobileのネットワークにおける最速値で、下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsは3.7GHz帯で実現し、下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsは28GHz帯で実現するという。
2020年9月30日の時点で3.7GHz帯と28GHz帯の両方を運用しているが、当初の通信速度は3.7GHz帯の方が高速で、高速化を実施後は28GHz帯の方が高速となる。
この背景として28GHz帯の帯域幅が関係しており、当初は割当を受けた400MHz幅のうち100MHz幅を使用するため、通信速度は3.7GHz帯を下回っているが、400MHz幅に拡大することで3.7GHz帯を上回る。
3.7GHz帯では256QAMおよび4×4 MIMOに対応できるが、28GHz帯では64QAMおよび2×2 MIMOに対応するため、帯域幅が同じ100MHz幅であれば3.7GHz帯の方が高速な通信速度を実現できる。
なお、これまでは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で携帯通信サービスを提供しており、LTE方式では通信速度は下り最大400Mbps/上り最大75Mbpsで提供している。
5Gサービスは提供エリアが限定的であるが、大幅に通信速度を高速化することになる。
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