au向けSpeed Wi-Fi 5G X01 (SHR01)、5G対応周波数を拡張して技適通過
- 2020年10月03日
- KDDI-SHARP
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのSHARP製のNR/LTE/W-CDMA端末「DD2618B 又は SHR01」が2020年9月8日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は003-200007。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78) MHzで認証を受けている。
SHR01はKDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneよりSpeed Wi-Fi 5G X01 (SHR01)として発表されており、DD2618BはSHR01のメーカー型番に該当する。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠したau 5Gに対応したモバイル無線LANルータである。
工事設計認証は2020年1月27日、2020年2月5日、2020年5月27日にも通過しているため、4度目の通過となる。
なお、工事設計認証番号は1度目から変更はない。
4度目の通過ではNR方式のサブ6GHz帯の周波数に限定して認証を再通過したが、周波数範囲を拡張して認証を受けたことが分かっている。
当初、周波数範囲は3600~4100MHzで1搬送波当たりの帯域幅は100MHz幅で認証を受けていたが、4度目の認証では周波数範囲を3400~4100MHzに拡張しており、1搬送波当たりの帯域幅は100MHz幅に加えて20MHz幅および40MHz幅でも認証を受けた。
4度目の通過で3400~3600MHzの周波数範囲を追加したことになる。
追加した周波数範囲は第4世代移動通信システム(4G)向けに割当されており、すでに4GのLTE方式を導入してLTE BandはB42で運用している。
ソフトウェアのアップデートを通じて利用できる周波数範囲を拡張すると思われ、B42の周波数範囲でNR方式を導入した場合に、Speed Wi-Fi 5G X01 (SHR01)では利用できるようになる可能性が高い。
なお、拡張した周波数範囲でNR方式を導入する場合のNR BandはFR1のn78となる見込みである。
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