バーレーンのBatelco、5Gの人口カバー率は95%に
- 2020年10月05日
- 海外携帯電話
バーレーンの移動体通信事業者(MNO)でBatelcoとして展開するBahrain Telecommunications Companyは第5世代移動通信システム(5G)の提供エリアをバーレーン全土に拡大したと発表した。
Bahrain Telecommunications Companyは2020年10月の時点で南部県、北部県、首都県、ムハッラク県のすべてで5Gサービスを導入しており、人口カバー率は95%に達するという。
5Gネットワークの整備ではスウェーデンのEricssonと2019年3月に提携で合意しており、2年間でバーレーン全土に5Gネットワークを整備することなどが提携内容に含まれていた。
バーレーンの移動体通信事業者としてはstc Bahrainが2019年6月27日、Zain Bahrainが2020年6月29日に5Gサービスを商用化したが、バーレーン全土で5Gサービスを提供する移動体通信事業者はBahrain Telecommunications Companyが初めてと説明している。
なお、Bahrain Telecommunications Companyは株式の56.98%以上をバーレーン政府が完全所有する国営企業とバーレーン政府組織が所有する国有の移動体通信事業者である。
5Gサービスは2019年6月4日に商用化しており、バーレーンでは1番目、中東では2番目、世界では11番目と世界的に見ても早い段階で商用化を実現した。
5Gサービスに対応した端末としてはスマートフォンおよびモバイル無線LANルータの販売を行う。
2020年10月の時点ではスマートフォンは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40 Pro、HUAWEI P40 Pro+、HUAWEI nova 7 5G、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Reno 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20+ 5GおよびSamsung Galaxy S20 Ultra 5G、モバイル無線LANルータはHuawei Technologies製のHUAWEI 5G Mobile WiFi Proを取り扱う。
5Gの通信方式はNR方式を採用しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78である。
通信設備は提携で合意したEricssonより調達している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。