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オッポジャパンからオウガ・ジャパン、社名変更は事業規模の拡大が理由



中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)の日本法人は2020年10月8日付けで社名をオッポジャパン株式会社からオウガ・ジャパン株式会社に変更した。

新社名の英字表記はOga Japanとなる。

社名を変更した背景を確認すると、2021年以降より事業規模を拡大するためとの回答が得られた。

ただ、今後の事業展開に関する質問には回答を差し控えるという。

OPPOのブランドに限定して事業規模を拡大するならば社名を変更する必要はないはずで、あくまでも推測にすぎないが、日本国内でOPPO以外のブランドにも事業を拡大することを想定して社名を変更した可能性が考えられる。

また、新社名の由来に関しては日本語で「謳歌」という言葉があり、「幸せを喜び合う」という意味や「存分に楽しんでいる様子をあらわす」という意味を持ち、これらの意味合いを含むほか、一度聞けば耳に残る社名と説明している。

謳歌のような意味合いを含むと説明することから、実際はほかの意味も有すると思われる。

Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsの親会社で持株会社の社名がGuangdong Oujia Holdings (広東欧加控股)であるため、欧加の日本語の読みを日本法人の新社名に適用した可能性が有力と考えている。

Guangdong Oujia Holdingsは旧社名がGuangdong OPPO Electronics Industry (広東欧珀電子工業)で、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsを通じてスマートフォンをはじめとしたOPPOのブランドで製品を展開してきた。

ただ、新たにOnePlusのブランドを展開するOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)を立ち上げ、OPPOとOnePlusの両ブランドを擁する持株会社の位置付けを明確化するために社名をGuangdong OPPO Electronics IndustryからGuangdong Oujia Holdingsに変更した背景がある。

中国語のブランド名はOPPOが欧珀、OnePlusが一加となり、それぞれ一文字ずつ取って欧加とした。

さらにGuangdong Oujia Holdingsはrealmeのブランドを展開するRealMe Chongqing Mobile Telecommunications (RealMe重慶移動通信)も立ち上げた。

RealMe Chongqing Mobile Telecommunicationsを立ち上げてからは社名の変更は実施していないが、OPPO、OnePlus、realmeのブランドを所有する持株会社となっている。

過去に日本以外でも現地法人の社名を変更した事例が複数あり、例えばシンガポールではSINGAPORE OPPO ELECTRONICSからSINOPPEL DEVICEに変更し、OPPOブランドに加えてrealmeブランドの取り扱いも開始した事例がある。

事業規模を拡大する2021年以降の取り組みを楽しみにしておきたい。

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