楽天モバイル、電子本人確認を開始

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Rakuten Mobile (楽天モバイル)は移動体通信事業者(MNO)として提供する携帯通信サービスで電子本人確認システムとしてAIかんたん本人確認(eKYC)の提供を2020年11月9日より開始すると発表した。

これにより、スマートフォンを用いて本人確認書類と顔を撮影するだけで本人確認を完了することができる。

まずはRakuten Mobileが提供するmy 楽天モバイルのアプリケーションで利用できるようになる。

NEC Corporation (日本電気)が提供する技術をmy 楽天モバイルに実装して実現することが分かっている。

NEC Corporationは子会社の製品を活用してビジネス支援システム(BSS)をRakuten Mobileに納入しており、そのビジネス支援システムと連携して本人確認書類と顔を撮影することで、非対面で迅速かつ安全な顔認証による本人確認を可能にするという。

先行してOSにAndroidを採用した端末向けのmy 楽天モバイルで2020年11月9日より提供を開始し、2020年11月30日にはiOSを採用した端末向けのmy 楽天モバイルでも利用が可能となる予定である。

具体的な日程は案内していないが、Rakuten Mobileの公式ウェブサイトでも順次導入する計画を示している。

当初は本人確認書類として運転免許証を利用できるが、将来的にはICチップの読み取り機能も追加してマイナンバーカードも対象する予定で、Rakuten Mobileとしてはシンプルで簡単な契約手続き方法を整備する方針という。

オンライン上で簡単に本人確認を行い、契約を完了することができるため、Rakuten Mobileが提供するeSIMを利用する場合はSIMカードの受け取りまでの待機時間がなくなり、申し込み後すぐに携帯通信サービスを利用できる。

なお、eSIMを利用する場合はeSIM対応製品が必要となる。

eSIM対応製品としては複数のスマートフォンを取り扱い、Rakuten Mobileのラインナップでは中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のRakuten Mini (C330)を2020年1月23日より、中国のZTE (中興通訊)製のRakuten BIG (ZR01)を2020年9月30日より販売している。

ほかにShenzhen Tinno Mobile Technology製のRakuten Hand (P710)を2020年12月上旬、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO A73を2020年12月上旬、SHARP製のAQUOS sense4 liteを2020年11月中旬に発売する予定である。

AQUOS sense4 liteに関してはRakuten Mobileが限定で取り扱うという。

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