富士通周辺機が解散、過去にarrowsスマホなどを製造
- 2020年11月22日
- Android関連
FUJITSU (富士通)の完全子会社であったFUJITSU PERIPHERALS (富士通周辺機:FPE)は2020年10月31日をもって解散したことが分かった。
FUJITSUを中心としたFUJITSUグループは2017年度より事業方針を受けて事業再編を実施している。
FUJITSU PERIPHERALSが手掛けていたパソコンの修理事業は2020年9月末をもってSHIMANE FUJITSU (島根富士通)に移管を完了しており、これに伴いFUJITSU PERIPHERALSのすべての事業を終了したため、FUJITSU PERIPHERALSは2020年10月31日をもって解散したという。
なお、SHIMANE FUJITSUはFUJITSUの持分法適用会社であるFUJITSU CLIENT COMPUTING (富士通クライアントコンピューティング:FCCL)の完全子会社である。
過去にFUJITSU PERIPHERALSはarrowsシリーズをはじめとするスマートフォンやフィーチャーフォンなど携帯端末の製造事業も手掛けていた。
兵庫県加東市佐保に所在する工場ではFUJITSUおよびFUJITSUから分社化したFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES (富士通コネクテッドテクノロジーズ:FCNT)が企画および開発した携帯端末などを製造してきた。
ただ、FUJITSU PERIPHERALSが手掛けてきた携帯端末の製造事業はFUJITSUが新設したJapan E.M.Solutions (JEMS)が承継し、その後にFUJITSUはFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESの株式の大半と段階的にJapan E.M.Solutionsの株式の全部をPolaris Capital Groupに売却しており、これに伴いFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESはFUJITSUの持分法適用会社となった。
そして、FUJITSUおよびFUJITSU PERIPHERALSとしては携帯端末の製造事業から撤退した。
Japan E.M.Solutionsは日本国内の工場で携帯端末を製造する数少ない事業会社で、日本国内では初めて第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンも製造している。
FUJITSU PERIPHERALSは携帯端末の製造事業やパソコンの修理事業などすべての事業から順次撤退を完了し、2020年9月末をもってすべての事業を終了したことになる。
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