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タイのCAT TelecomとTOTが1月13日までに合併へ



タイの国有の通信事業者であるCAT TelecomとTOTは2021年1月13日までに合併を完了することが分かった。

タイの一部の報道機関によると、タイのデジタル社会経済大臣は遅くとも2021年1月13日までにCAT TelecomとTOTの合併が完了すると述べたという。

また、CAT TelecomとTOTの経営陣は両社の合併に伴う式典を2021年1月4日から2021年1月13日までに開催する計画を示唆した。

CAT TelecomとTOTの合併は様々な要因で複数回にわたり延期しており、直近では2020年7月14日に完了する計画を定めていた。

正式にCAT TelecomとTOTの合併が完了すれば、National Telecom (NT)として事業を開始することになる。

2021年1月には財務、人事、法務、総務などの部門を統合するが、ほかの携帯通信事業を含めた電気通信事業などを行う各部門の統合には9ヶ月から1年を要する見込みという。

なお、タイの政府機関である財務省(Ministry of Finance)がCAT TelecomおよびTOTを所有しており、引き続きNational Telecomも所有する計画である。

CAT TelecomとTOTはいずれも移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを提供している。

すでに第5世代移動通信システム(5G)向け周波数も個別に確保しており、5G向け周波数としてはCAT Telecomがサブ6GHz帯の700MHz帯で10MHz幅*2、TOTがミリ波(mmWave)の26GHz帯で400MHz幅を取得した。

National Telecomが発足後に5Gを導入する計画で、CAT TelecomとTOTが取得した両方の周波数を使用して5Gを導入できる。

すでにタイで5Gを導入したほかの移動体通信事業者と同様にまずはサブ6GHz帯で5Gを導入する見込みであるが、700MHz帯は地上アナログテレビ放送と地上デジタルテレビ放送で使用している。

2020年12月下旬までに地上アナログテレビ放送の停波と地上デジタルテレビ放送の周波数の移行をタイのすべての地域で完了し、移動体通信事業者は2021年1月15日より携帯通信用途で700MHz帯を使用できるため、National Telecomによる5Gの導入は早くとも2021年1月15日以降となる。

5Gの通信方式としてNR方式を導入することは確実で、NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、26GHz帯がFR2のn258である。

National Telecomはタイ全土でカバレッジを確保できるn28とスポット的に高速大容量通信を実現できるn258を組み合わせて整備すると思われる。

タイにはCAT TelecomとTOTを含めた5社の移動体通信事業者が存在するが、National Telecomの発足後は4社に減少する。

Bangkok Post

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