楽天モバイル、東北6県で5G基地局の免許を取得
- 2020年11月28日
- Rakuten-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の東北総合通信局はRakuten Mobile (楽天モバイル)に対して第5世代移動通信システム(5G)用無線局の免許を2020年11月27日付けで付与したと発表した。
Rakuten Mobileが免許を申請した5G用無線局に関して東北総合通信局が審査を実施したところ、電波法令に適合していると認められたため、2020年11月27日付けで免許を付与したと案内している。
無線局の種別は基地局、局数は12局、無線局の目的は電気通信業務用である。
基地局の設置場所は青森県八戸市が1ヶ所、岩手県釜石市が1ヶ所、宮城県石巻市が1ヶ所、秋田県秋田市が1ヶ所、山形県酒田市が1ヶ所、福島県福島市が1ヶ所、合計で6ヶ所となっている。
したがって、Rakuten Mobileは東北総合通信局が管轄する青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の東北6県すべてで1ヶ所ずつ5G用無線局の免許を取得したことが分かる。
使用する周波数は各設置場所でサブ6GHz帯の3.7GHz帯が1局、ミリ波(mmWave)の28GHz帯が1局であるため、局数は合計で12局となる。
Rakuten Mobileはすでに日本全国の複数の都道府県で5G用無線局の免許を取得および5G用無線局を運用しているが、東北6県における5G用無線局の免許の取得は初めてである。
なお、Rakuten Mobileは2020年9月30日の15時30分より5Gの提供を開始した。
当初の5Gの提供エリアは北海道、埼玉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県の一部に限定されているが、東北総合通信局の報道資料では2021年春頃までに東北6県で5Gの提供を開始する予定と案内している。
これまでに、Rakuten Mobileは5Gの商用化に伴う発表会などで5Gの提供エリアの拡大に関する計画を公表しており、2021年3月には日本全国のすべての都道府県で5Gの提供を開始する計画という。
そのため、東北6県でも2021年3月までには5Gの提供を開始することになる。
Rakuten Mobileは5Gの通信方式として5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用しており、まずは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用し、2021年第2四半期にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成を導入する予定である。
NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77で、28GHz帯がFR2のn257を採用している。
基地局の無線装置はn77がNEC Corporation (日本電気)、n257が米国のAirspan Networksより調達していることが分かっている。
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