iPhone 12シリーズの5G対応事業者を更新、中東の主要事業者などを追加
- 2020年11月28日
- Apple関連
米国のAppleはスマートフォン「iPhone 12」、「iPhone 12 mini」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」で第5世代移動通信システム(5G)を利用できる通信事業者の情報を更新した。
iPhone 12シリーズの4機種はiPhoneとしては初めて5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応しており、原則としてAppleが公式に動作を確認した移動体通信事業者(MNO)および仮想移動体通信事業者(MVNO)で5Gを利用できる。
Appleは公式ウェブサイトを通じてiPhone 12シリーズの4機種で5Gを利用できる移動体通信事業者および仮想移動体通信事業者の情報を掲載しており、移動体通信事業者に限定すると当初は93社で5Gを利用できることを案内していた。
2020年11月17日にはスウェーデンのTelenor Sverigeを追加したことが判明していたが、2020年11月20日以降にさらに複数の移動体通信事業者を追加した。
2020年11月20日付けでバーレーンのBatelcoとして展開するBahrain Telecommunications Company、stc Bahrain、Zain Bahrain、クウェートのZainとして展開するMobile Telecommunications Company、stcとして展開するKuwait Telecommunications Company、Ooredooとして展開するNational Mobile Telecommunications Company、カタールのOoredooおよびVodafone Qatar、ギリシャのCosmote Mobile Telecommunications、スロバキアのSlovak TelekomおよびO2 Slovakia、ルーマニアのOrange RomaniaおよびVodafone Romania、2020年11月26日付けでブラジルのClaroおよびVivo、2020年11月27日付けでタイのAISとして展開するAdvanced Wireless NetworkおよびTrue Move H Universal Communicationを追加したことを確認できる。
2020年11月17日付けで1社、2020年11月20日付けで13社、2020年11月26日付けで2社、2020年11月27日付けで2社を追加したことになり、合計で111社の移動体通信事業者で5Gを利用できることになる。
なお、2020年11月17日以降に追加された移動体通信事業者のうちCosmote Mobile Telecommunications、Slovak Telekom、O2 Slovakiaは5Gを商用化していないが、すでに5Gの動作を確認したと思われるため、各社が5Gを商用化すればiPhone 12シリーズの4機種で5Gの利用が可能となる見込み。
iPhone 12シリーズの4機種で動作の確認が行われた111社の移動体通信事業者のうち2020年11月27日までに5Gを商用化した移動体通信事業者は97社である。
また、世界で2020年11月27日までに5Gを商用化した移動体通信事業者は中断した移動体通信事業者を除くと127社に達する。
そのため、iPhone 12シリーズの4機種では127社の稼働中の5Gのうち97社で動作、すなわち5Gを商用化した移動体通信事業者の76%以上で利用できることになる。
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