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Viettelがベトナム初の5G試験サービスを開始、ベンダはViettelとEricssonに



ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店で同国の移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group (以下、Viettel Telecom)は第5世代移動通信システム(5G)の試験サービスの提供を開始した。

2020年11月30日にベトナムの首都・ハノイ市でViettel Group、ベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)、ハノイ情報通信局(Hanoi Department of Information and Communications)の幹部が出席して式典を開催し、5GのNR方式に準拠した試験サービスの提供の開始を宣言している。

5Gの試験サービスは商用の携帯通信サービスで提供することが認められている。

一般に流通している5Gに対応したスマートフォンなど携帯端末と既存の第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したSIMカードを利用している場合は追加料金やSIMカードの交換は必要なく5Gにアクセスできる。

まずは中国のHuawei Technologies (華為技術)、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)のスマートフォンで5Gの動作が確認されており、2020年12月中に韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)のスマートフォンでも5Gが動作するようになる見込みという。

NR方式はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、通信速度は1.2Gbpsから1.5Gbpsに達する。

これまでに、ベトナムでは複数の移動体通信事業者が5Gの試験サービスを提供するための免許を取得しているが、Viettel Telecomが初めて一般の顧客が利用できる5Gの試験サービスの提供を開始したため、Viettel Telecomはベトナムで最初の5Gキャリアと強調している。

5Gの試験サービスはハノイ市を対象としており、免許では140局を超えない規模で5Gの基地局を整備できるが、まずはハノイ市のホアンキエム区、バディン区、ハイバチュン区の中心部で100局を設置した。

基地局のベンダは15局がViettel Groupの支店であるViettel High Technology Industries Corporation – Branch of Viettel Group (以下、Viettel High Technology Industries)で、85局がスウェーデンのEricssonである。

Viettel TelecomとViettel High Technology IndustriesはいずれもViettel Groupの支店で法人格を持たず、Viettel Groupの委任に基づき事業を行うため、Viettel High Technology Industriesが開発した基地局は事実上の自社製の基地局となる。

まずはハノイ市で5Gの試験サービスの提供を開始したが、将来的にはホーチミン市およびダナン市にも拡大する計画を公表している。

Viettel

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