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ギリシャの携帯電話事業者各社が5G向け周波数を取得



ギリシャの政府機関で電気通信分野の規制を司るギリシャ電気通信郵便委員会(Hellenic Telecommunications & Post Commission)は第5世代移動通信システム(5G)の開発を目的とする周波数の割当を完了したと発表した。

ギリシャ電気通信郵便委員会は5G向け周波数としてサブ6GHz帯では700MHz、2.1GHz帯、3.5GHz帯、ミリ波(mmWave)では26GHz帯を用意し、5Gを導入する移動体通信事業者(MNO)に対して割当を実施することになった。

ギリシャの既存の移動体通信事業者であるCosmote Mobile Telecommunications、Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Company、Wind Hellas Telecommunicationsが入札に参加し、5G向け周波数の割当先が決まった。

なお、割当単位は700MHz帯と2.1GHz帯はFDDで5MHz幅*2、3.5GHz帯はTDDで10MHz幅、26GHz帯はTDDで200MHz幅である。

700MHz帯は参加した3社すべてが10MHz幅*2ずつ、2.1GHz帯は参加した3社すべてが20MHz幅*2ずつ、3.5GHz帯はCosmote Mobile Telecommunicationsが150MHz幅、Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyが140MHz幅、Wind Hellas Telecommunicationsが100MHz幅、26GHz帯はCosmote Mobile TelecommunicationsおよびVodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyが400MHz幅ずつ、Wind Hellas Telecommunicationsが200MHz幅を取得した。

Cosmote Mobile Telecommunicationsは123,034,000ユーロ(約155億8,958万円)、Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは130,176,000ユーロ(約164億9,281万円)、Wind Hellas Telecommunicationsは119,051,154ユーロ(約150億833万円)を支払う予定である。

なお、既存の移動体通信事業者以外は参加しておらず、5Gで新規参入する企業はない。

5G向けの周波数では通信方式はNR方式を導入することになる。

NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、2.1GHz帯がFR1のn1、3.5GHz帯がFR1のn78、26GHz帯がFR2のn258を採用する見込み。

ギリシャ電気通信郵便委員会は5G向け周波数を割当することで、新しいサービスおよび製品の開発を実現できると説明している。

また、5Gの開発はギリシャのデジタル化を加速するほか、競争力の強化を期待できるため、経済の発展や社会の繁栄に貢献できると期待感を示した。

ギリシャ電気通信郵便委員会

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