インドネシアの携帯電話事業者Indosat OoredooとTri Indonesia、統合に向けて協議
- 2020年12月31日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooおよび香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdings (長江和記実業)は両社のインドネシアにおける電気通信事業の統合に向けて覚書を締結したと発表した。
OoredooおよびCK Hutchison Holdingsは覚書に基づき2021年4月30日まで独占的にインドネシアにおける電気通信事業の統合に向けた協議を実施することになる。
Ooredooは子会社でインドネシアの移動体通信事業者であるIndosat、CK Hutchison Holdingsは子会社でインドネシアの移動体通信事業者であるHutchison 3 Indonesiaを通じて、インドネシアで移動体通信事業者として行う携帯通信事業を中心に電気通信事業を手掛ける。
インドネシアにおける電気通信事業の統合に向けた協議はIndosatとHutchison 3 Indonesiaを統合するための協議であることを認めている。
ただ、覚書を締結した段階では統合に関する決定事項はないという。
IndosatとHutchison 3 Indonesiaの統合は実施されない場合があり、実施する場合でも対象となる事業の具体的な範囲や条件などは定かではないと明確化した。
IndosatとHutchison 3 Indonesiaの統合を完了するためには、条件に関する合意、最終的な合意に関する署名、関係する企業や規制当局による承認を取得することが必要となる。
なお、Indosatはブランド名をIndosat OoredooまたはIM3 Ooredooとして展開しており、主要な株主はOoredooおよびインドネシア政府である。
Indosatに対する持分比率はOoredooが完全子会社でシンガポールのOoredoo Asiaを通じて65.00%、インドネシア政府が14.29%となっている。
Hutchison 3 Indonesiaはブランド名をTri Indonesiaとして展開しており、主要な株主はCK Hutchison Holdingsおよびインドネシアの実業家となる。
Hutchison 3 Indonesiaに対する持分比率はCK Hutchison Holdingsの完全子会社で香港特別行政区のHutchison Asia Telecommunications (和記亜州電訊)が65.00%、インドネシアの実業家が残りの35.00%である。
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