NokiaがeSIM対応の5G据置型ルータを開発中、サウジアラビアのZain KSAが発売へ
- 2021年01月01日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でZain KSAとして展開するMobile Telecommunication Company Saudi ArabiaはフィンランドのNokia Solutions and Networksと協力して第5世代移動通信システム(5G)およびeSIMに対応したスマートルータを発売する計画を発表した。
Mobile Telecommunication Company Saudi ArabiaおよびNokia Solutions and Networksは提携範囲を拡大しており、その一環でNokia Solutions and Networksが開発したスマートルータをMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaが発売する予定である。
スマートルータの製品名はNokia FastMile 5G Gateways 3.1で、Nokia Solutions and NetworksがNokia FastMile 5G Gatewaysシリーズで展開する据置型無線LANルータとなる。
5GのNR方式や無線LAN IEEE 802.11axにも対応しており、家庭や事務所の隅々に強力な無線LANを提供し、超高速なデータ通信を利用できるという。
SIMカードは従来の物理的なSIMカードではなく内蔵式のeSIMを採用する。
5Gに対応した据置型無線LANルータでeSIMを採用する事例は世界で初めてと説明している。
具体的な発売日は未定で、2020年12月30日から12ヶ月以内に発売する予定である。
Mobile Telecommunication Company Saudi Arabiaはサウジアラビアはもちろんのこと、EMEAと総称される欧州、中東、アフリカ地域では最大規模の5Gネットワークを整備し、サウジアラビア全土の50都市で4,700ヶ所以上に5Gの基地局を設置したという。
5Gネットワークの整備にはNokia Solutions and Networksも協力しており、両社が連携したことで最高のカバレッジや安定性を実現できたと強調した。
なお、Mobile Telecommunication Company Saudi Arabiaは2019年10月5日よりNR方式に準拠した5Gサービスを提供している。
周波数および帯域幅はサブ6GHz帯の2.5GHz帯の90MHz幅および3.5GHz帯の100MHz幅を使用する。
NR Bandは2.5GHz帯がFR1のn41、3.5GHz帯がFR1のn78となり、n41とn78のキャリアアグリゲーション(CA)も導入した。
5Gの高度化やeSIMの普及に向けて積極的に取り組んでいる。
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