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中国電信が合肥地下鉄でSA構成の5G整備、中国電信と中国聯通で利用可能



中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は安徽省の省都・合肥市で開通した合肥軌道交通5号線において第5世代移動通信システム(5G)を整備したと発表した。

合肥軌道交通5号線は2020年12月26日より一部の区間を除いて営業運転を開始している。

China Telecomは2020年12月26日より営業運転を開始した望湖城西駅から貴陽路駅までの約24.72kmにわたるトンネル区間と各駅で5GのNR方式を整備したという。

なお、NR方式は単独で動作するスタンドアローン(SA)構成を導入しており、通信設備は中国のHuawei Technologies (華為技術)より調達した。

これにより、China Telecomおよび中国の移動体通信事業者でChina Unicom (中国聯通)として展開するChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)の顧客は合肥軌道交通5号線で5Gサービスを利用できる。

周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で、NR BandはFR1のn78となり、帯域幅はそれぞれが割当を受けた100MHz幅を使用する。

下りは4×4 MIMOや256QAMも実装したことが分かっている。

China TelecomおよびChina United Network Communicationsは5Gの共同開発に関する枠組み合意を締結しており、中国全土でひとつの5Gネットワークを共同で構築することで合意している。

合意に基づき分担して5Gネットワークを整備することになり、地域によって0%、40%、60%、100%のいずれかの割合で分担する。

合肥市を含めた安徽省ではChina Telecomが100%の割合で整備するため、合意に基づき合肥軌道交通5号線ではChina Telecomが単独で5Gネットワークの整備を担当し、China TelecomおよびChina United Network Communicationsが5Gサービスを提供することになる。

なお、安徽省のほかに広東省の10の地級市、浙江省の5の地級市、武漢市を除いた湖北省、江西省、南京市および蘇州市を除いた江蘇省、海南省、長沙市を除いた湖南省、広西壮族自治区、福建省、甘粛省、新疆ウイグル自治区、青海省、陜西省、寧夏回族自治区、雲南省、貴州省、成都市を除いた四川省、チベット自治区では原則としてChina Telecomが100%の割合で5Gネットワークを整備することが決まっている。

分担の割合は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式をはじめとして既存の基地局の開設状況などを考慮して決定しており、5Gネットワークの整備を担当した移動体通信事業者が構築や運用に係る費用を負担する。

このような状況から、China TelecomおよびChina United Network Communicationsは基本的に5Gネットワークのエリアが共通となる。

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