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亞太電信、MOCN対応5G通信設備でエリクソンを採用



台湾の移動体通信事業者(MNO)であるAsia Pacific Telecom (亞太電信)は第5世代移動通信システム(5G)の通信設備をスウェーデンのEricssonより調達することが分かった。

EricssonはAsia Pacific Telecomに5Gの無線システムソリューションと運用支援システムを供給すると正式に発表しており、Asia Pacific TelecomはEricssonが供給する通信設備を使用して5Gの整備および第4世代移動通信システム(4G)の近代化を進めるという。

無線システムソリューションには無線アクセスネットワーク(RAN)と5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式のうち4GのLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成でマルチオペレータコアネットワーク(MOCN)を実行するためのライセンスが含まれている。

運用支援システムはEricsson Network Managerを最新のバージョンに移行するという。

なお、マルチオペレータコアネットワークはネットワーク共有形態のひとつで、コアネットワークは移動体通信事業者間で独立しているが、複数の移動体通信事業者のコアネットワークに直結する無線アクセスネットワークを共有する。

Asia Pacific Telecomは台湾の移動体通信事業者であるFar EasTone Telecommunications (遠傳電信)と3.5GHz帯のNR方式、700MHz帯のNR方式およびLTE方式の無線アクセスネットワークを共有することで合意に達した。

これまで、Asia Pacific TelecomはフィンランドのNokia Solutions and Networksより5Gおよび4Gの通信設備を調達しているが、Far EasTone Telecommunicationsは全面的にEricssonより5Gおよび4Gの通信設備を調達しているため、Asia Pacific TelecomはFar EasTone Telecommunicationsと無線アクセスネットワークの共有の合意に伴いEricssonも採用することになった。

EricssonはAsia Pacific TelecomとFar EasTone Telecommunicationsのネットワークの統合を支援し、台湾で最初にマルチオペレータコアネットワークを実行して5Gの無線アクセスネットワークを共有する事例になると案内している。

なお、Asia Pacific TelecomとFar EasTone Telecommunicationsは無線アクセスネットワークを共有するほか、700MHz帯と2.6GHz帯の周波数の交換でも合意した。

Ericsson

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