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タイのdtacが2020年通期の業績を発表



タイのTotal Access Communicationは2020年通期の業績を発表した。

2020年12月31日に終了した12ヶ月間となる2020年通期の連結売上高は前年同期比2.9%減の788億1,800万タイバーツ(約2,758億7,285万円)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比5.8%減の51億700万タイバーツ(約178億7,752万円)となった。

2020年通期は前年同期比で減収減益を記録したことになる。

スマートフォンをはじめとする携帯端末やSIMカードの新規販売が減少したことが影響したという。

Total Access Communicationの主要事業はタイにおける携帯通信事業で、連結子会社であるdtac TriNetが移動体通信事業者(MNO)として携帯通信事業を行う。

dtac TriNetはdtacの商標を使用して携帯通信事業を展開しており、Total Access Communicationによる持分比率は99.99%である。

また、Total Access CommunicationはノルウェーのTelenorの連結子会社で、Telenorによる持分比率は間接的に65.02%となっている。

2020年通期の業績の発表に伴い2020年12月31日時点の事業データも公開している。

携帯通信サービスの加入件数はポストペイド回線が前年同期比5.0%減の610万6,000件、プリペイド回線が前年同期比10.3%減の1,275万件、合計が前年同期比8.6%減の1,885万6,000件となり、いずれも前年同期比で減少傾向となった。

携帯通信サービスの加入件数のうちポストペイド回線の比率は32.4%で、プリペイド回線の比率は67.6%と分かる。

2020年12月31日に終了した3ヶ月間となる2020年第4四半期に限定したタイバーツ(THB)ベースのARPUはポストペイド回線が前年同期比4.2%減の518タイバーツ(約1,813円)、プリペイド回線が前年同期比8.8%減の131タイバーツ(約459円)、総合が前年同期比2.6%減の256タイバーツ(約896円)である。

MOUは前年同期比6.0%減の116分で、引き続き音声通話の需要は低下している。

2020年12月31日の時点で周波数のライセンス料の支払いは700MHz帯、900MHz帯、1.8GHz帯が残っており、700MHz帯は2029年まで、900MHz帯は2027年まで、1.8GHz帯は2021年までに支払いを完了する予定である。

2020年第4四半期に使用を開始した700MHz帯では第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入できるが、まずは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用している。

なお、700MHz帯は2020年12月24日より使用を開始した。

dtac

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