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Cable and Wireless (Seychelles)が5Gサービスを商用化、セーシェル初の5Gに



セーシェルの移動体通信事業者(MNO)であるCable and Wireless (Seychelles)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

首都・ビクトリアの一部などが5Gサービスの提供エリアとなる。

ポストペイドプランとプリペイドプランを含めたすべての料金プランが5Gサービスに対応する。

5Gサービスに対応した端末としては複数のスマートフォンを取り扱い、米国のApple製のiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 Proを販売している。

なお、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro Maxは内蔵ストレージの容量が128GBのモデル、iPhone 12 Proは内蔵ストレージの容量が256GBのモデルを取り扱う。

Appleは公式ウェブサイトを通じてiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxで5Gを利用できる移動体通信事業者を公表しており、2021年2月5日付けでCable and Wireless (Seychelles)を追加した。

Cable and Wireless (Seychelles)は5Gの通信方式としてNR方式を採用しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

5Gの基地局はHuawei Technologiesより調達している。

これまでに、セーシェルの移動体通信事業者は5Gを商用化しておらず、Cable and Wireless (Seychelles)はセーシェルで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

また、アフリカの国々としては南アフリカの移動体通信事業者が5Gを商用化し、マダガスカルの移動体通信事業者は5Gを商用化してすぐに中断したため、セーシェルは5Gを利用できる2ヶ国目のアフリカの国となっている。

過去に米国のLiberty Latin AmericaがCable and Wireless (Seychelles)を所有していたが、移動体通信事業者として展開する携帯通信事業は中米およびカリブ諸国に注力する方針を採用したため、唯一の中米およびカリブ諸国ではないセーシェルからは撤退することを決定し、Cable and Wireless (Seychelles)をセーシェルのコンソーシアムに売却した。

そのため、すでにCable and Wireless (Seychelles)はLiberty Latin Americaの傘下ではない。

2019年6月30日の時点でCable and Wireless (Seychelles)の加入件数は約76,000件である。

Cable and Wireless (Seychelles)

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