Inseego、住友商事の子会社グレープ・ワンにローカル5G端末を納入
- 2021年03月15日
- Local 5G
米国のInseegoはSumitomo Corporation (住友商事)の子会社であるGRAPE ONE向けにローカル5Gに対応した端末を納入したことが分かった。
Inseegoは東京都で日本法人を設立したほか、GRAPE ONEに5G MiFi M2000を納入したことを公表している。
5G MiFi M2000は第5世代移動通信システム(5G)に対応したモバイル無線LANルータである。
すでに日本では型式の名称をM2000Dとして電波法に基づく工事設計認証を取得したことが判明していた。
なお、GRAPE ONEはSumitomo Corporation、Internet Initiative Japan (IIJ)、EHIME CATV (愛媛CATV)、Cable Networks AKITA (秋田ケーブルテレビ)、CableTV、TAMA CABLE NETWORK (多摩ケーブルネットワーク)、ZTV、Regional Wireless Japan (地域ワイヤレスジャパン)がローカル5Gを推進する目的で設立した。
各社の持分比率は公表されていないが、Sumitomo Corporationの子会社として位置付けられている。
GRAPE ONEがローカル5Gのコア設備の保有、運用、管理、SIMカードの提供、基地局の調達、販売、運用、監視、端末の調達および販売、総合品質責任、Regional Wireless Japanがケーブルテレビ事業者の対応窓口、コアサービス、基地局、端末の卸売、ケーブルテレビ事業者がローカル5Gの無線局免許の取得、基地局の設置、エンドユーザの対応を担う。
そのため、GRAPE ONEが5G MiFi M2000を調達し、Regional Wireless Japanを通じてケーブルテレビ事業者に販売することになる。
GRAPE ONEのローカル5G向けコア設備は業界統一コアと呼称している。
ケーブルテレビ業界の共同利用型コアネットワークとして主に一般社団法人 日本ケーブルテレビ連盟(Japan Cable and Telecommunications Association)に加盟するケーブルテレビ事業者向けに提供する。
これまでに、EHIME CATV、Cable Networks AKITA、CableTV、Jupiter Telecommunications、Tonami Satellite communications Television (となみ衛星通信テレビ)、ZTVの6社がGRAPE ONEのコア設備を利用してローカル5Gを導入した。
また、少なくともEHIME CATVがローカル5Gの端末として5G MiFi M2000を採用していることも分かっている。
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