OPPO、トルコでスマホ試験製造を開始

Tweet

中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)のトルコ法人であるOppo Turkey Telekomunikasyon Ticaretはトルコでスマートフォンの製造を試験的に開始したことが分かった。

トルコの政府機関である産業技術省(Ministry of Industry and Technology)が報道各社に公表しており、Oppo Turkey Telekomunikasyon Ticaretはトルコ国内の工場でスマートフォンの製造を試験的に開始したという。

まずはエントリークラスのスマートフォンであるOPPO A15sを製造したことが判明している。

工場はイスタンブール県のアナトリア半島側に位置するトゥズラに所在し、2020年11月より建設を進めてきた。

面積は12,000平方メートルの規模となり、建設の開始から約3ヶ月ですべての製造設備を配備した。

Made in Turkeyのラベルが貼られたスマートフォンが間もなく棚に並ぶと説明しており、トルコで製造したスマートフォンが近く販売されることも示唆している。

トルコではOPPO A15sを販売していないため、OPPO A15sの発売と同時にトルコ製のスマートフォンの流通も開始すると思われる。

トルコ国内の工場の運用を本格的に開始する時期は公表していないが、完全に稼働を開始後は約1,000人の雇用を見込んでいるという。

また、求人情報にはOPPOブランドおよびrealmeブランドのスマートフォンを製造すると記載されている。

OPPOブランドを展開するGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsとrealmeブランドを展開する中国のRealMe Chongqing Mobile Telecommunications (RealMe重慶移動通信)は中国のGuangdong Oujia Holdings (広東欧加控股)の子会社である。

そのため、Guangdong OPPO Mobile TelecommunicationsおよびRealMe Chongqing Mobile Telecommunicationsは兄弟会社となる。

それぞれ展開する国と地域は異なるが、いずれもトルコには参入している。

中国やインドでもRealMe Chongqing Mobile TelecommunicationsのスマートフォンはGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsが所有する工場で製造しているため、トルコでも同様と思われる。

なお、トルコでは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)もスマートフォンを製造するための工場を開設する計画である。