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台湾の中華電信が2021年Q1の業績を発表



台湾の移動体通信事業者(MNO)であるChunghwa Telecom (中華電信)は2021年第1四半期の業績を発表した。

2021年3月31日に終了した3ヶ月間となる2021年第1四半期の連結売上高は前年同期比4.1%増の501億100万新台湾ドル(約1,960億5,859万円)、EBITDAは前年同期比6.4%増の205億8,400万新台湾ドル(約805億5,069万円)、EBITDAマージンは前年同期比0.91ポイント増の41.09%、当期純利益は前年同期比の6.9%増の91億3,400万新台湾ドル(約357億850万円)となった。

業績の発表に伴い分野および事業別の業績も公開している。

携帯通信分野の売上高は前年同期比4.0%増の234億3,500万新台湾ドル(約916億3,365万円)となり、全体の46.8%を占めた。

Chunghwa Telecomの業績報告における分野区分は携帯通信分野、国内固定通信分野、国際固定通信分野、インターネット分野、その他に分類されており、このうち携帯通信分野が最大の規模となっている。

また、携帯通信分野の内訳も公開しており、携帯通信サービス事業が前年同期比0.9%減の141億5,200万新台湾ドル(約553億8,688万円)、携帯端末販売事業が前年同期比12.1%増の89億7,600万新台湾ドル(約351億2,950万円)となり、それぞれ携帯通信分野に占める割合は60.4%および38.3%である。

Chunghwa Telecomの業績報告における事業区分では携帯通信サービス事業が最大の規模、携帯端末販売事業が2番目の規模となり、Chunghwa Telecomは固定通信関連の事業も展開するが、携帯通信関連の事業が中心となる。

携帯端末販売事業における携帯端末にはスマートフォンをはじめとした携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイスなどが含まれており、2021年第1四半期は前年同期比で携帯端末の販売が増加した。

2021年3月31日時点の事業データも公開している。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比3.3%増の1,138万件となった。

台湾における携帯通信サービスの加入件数の占有率は35.9%と1位を維持し、加入件数を基準に台湾で最大の移動体通信事業者となっている。

Chunghwa Telecomは2021年第1四半期に好業績を記録したが、携帯通信分野の好業績が大きく貢献した。

第5世代移動通信システム(5G)の加入件数が増加し、月額料金が比較的高い5G向けプランの割合が上昇している。

5Gの加入件数は公表していないが、2021年第1四半期は目標を上回る水準という。

2021年第1四半期が終了した時点で台湾全土では6,300局を超える5Gの基地局を開設しており、当初の計画を上回る水準で開設を進めている。

2021年第2四半期以降は5Gの加入件数の大幅な増加を予想し、携帯通信分野の好業績が期待されている。

なお、5Gは2020年6月30日に商用化しており、台湾の移動体通信事業者としては最初に5Gを導入した。

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