シャープ製の次期フラッグシップと思われる新型スマホがFCC通過
- 2021年05月08日
- SoftBank-SHARP
SHARP製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「HRO00294」が2021年4月21日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはAPYHRO00294。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2)/1700(B4)/ 850(B5)/700(B12/B13/B17) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応し、周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
HRO00294は未発表端末である。
FCCで公開された資料には製品種別がスマートフォンと記載されている。
また、電池パックはTohoku Murata Manufacturing (東北村田製作所)製で、型番はUBATIA306AFN1となることも判明している。
無線LANの規格はIEEE 802.11axにも対応することから、ハイスペックなスマートフォンになると予測できる。
SHARPは毎年上半期にフラッグシップとして展開するSHARP AQUOS Rシリーズのハイスペックなスマートフォンを発表しているため、SHARP AQUOS Rシリーズの新機種に該当すると思われる。
製品名は不明であるが、SHARP AQUOS R5Gの後継機種となる見込み。
米国の政府機関であるFCCの認証では基本的に米国で利用できる周波数が認証の対象となるため、FCCで認証を受けた周波数は端末側が対応する周波数の一部であり、全部ではない。
FCCの認証を通過した時点で対応する周波数を完全に確定することはできないが、米国をはじめとした北米を想定した国際ローミング向けに対応する周波数の傾向から納入先の推測が可能で、SoftBank向けと思われる。
これまでに、SHARP AQUOS Rシリーズの新機種と思われる複数の型番がGeekbench Browserの測定結果に登場しており、型番としてはSH-51BおよびA101SHの存在が判明している。
いずれもOSにはAndroid 11を採用しており、システムメモリの容量は12GBとなる。
型番規則からSH-51BがNTT DOCOMO向けで、A101SHがSoftBank向けと考えられる。
そのため、FCCを通過した端末はA101SHと推測できる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。