Melitaが5Gを商用化、マルタ初の5Gに
- 2021年05月19日
- 海外携帯電話
スウェーデンのEQTの子会社でマルタの移動体通信事業者(MNO)であるMelitaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Melitaは2021年5月19日より5Gの提供を開始している。
まずはポストペイド回線で5Gを利用できる。
5Gを利用するためには5Gに対応した端末が必要となり、5Gに対応した端末として複数のスマートフォンを取り扱う。
5Gを商用化した当初は中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus 8 ProおよびOnePlus Nord N10 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のRedmi Note 9Tが5Gに対応する。
米国のApple製および韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製の5Gに対応したスマートフォンも取り扱うが、Melitaでは5Gを有効化できず、ソフトウェアのアップデートを通じてMelitaの5Gに対応する予定である。
Melitaは5Gを有効化するためにAppleおよびSamsung Electronicsと協力しており、ソフトウェアのアップデートを提供する時期は2021年7月以降になる見込みという。
5Gの通信方式はNR方式を採用し、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78である。
Melitaは2020年9月29日より5Gのトライアルを提供してきたが、5Gに適した周波数の割当を受けていなかなった。
マルタの政府機関で電気通信分野の規制を司るマルタ通信局(Malta Communications Authority:MCA)は2021年5月17日付けでMelitaに対して3.5GHz帯の割当を行い、Melitaは正式に5Gを商用化することになった。
なお、Malitaが割当を受けた周波数は3600~3700MHzの100MHz幅で、有効期間は2021年5月17日から15年間である。
通信速度は通信環境によって変動するが、下りは最大で1Gbpsに達するという。
通信設備はスウェーデンのEricssonを採用している。
これまでに、マルタの移動体通信事業者は5Gを導入していない。
そのため、マルタの移動体通信事業者としては初めて5Gを商用化することになった。
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