マカオにおける2021年4月の携帯電話加入件数が判明
- 2021年06月06日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における2021年4月末時点の電気通信分野の統計資料を公表した。
マカオ特別行政区における2021年4月末時点の携帯電話サービスの加入件数が判明している。
携帯電話サービスの加入件数の総数は前月末の1,353,697件から減少して1,291,799件となり、7ヶ月連続で加入件数が減少することになった。
マカオ特別行政区政府は四半期ごとにマカオ特別行政区の人口を公表しており、2021年3月31日に終了した3ヶ月間となる2021年第1四半期末時点のマカオ特別行政区の人口は約682,500人となっている。
参考程度におおよその携帯電話の人口普及率を算出すると、単純計算で約189.27%となる。
携帯電話サービスの加入件数は契約種別ごとに内訳も公表されている。
第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド回線は31,053件、3Gのプリペイド回線は12,914件、LTEのポストペイド回線は804,406件、LTEのプリペイド回線は443,426件となった。
3GはW-CDMA方式またはCDMA2000方式、LTEは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と3Gを利用できる回線を意味し、統計資料ではLTE方式を利用できる回線を4GではなくLTEと表記しているため、同様に表記する。
支払方式別の比率はポストペイド回線が835,459件で約64.67%、プリペイド回線が456,340件で約35.33%である。
通信方式別の比率は3Gが43,967件で約3.40%、LTEが1,247,832件で約96.60%で、LTEの普及が進んでいる。
国際的な渡航制限に伴う入境者の大幅な減少に伴いLTEのプリペイド回線は減少が続き、減少に転じてから初めて50万件を下回った。
マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)としてはCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の4社が存在し、4社が統計資料の集計対象である。
マカオ特別行政区では過去に第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式も導入していたが、すでに運用を終了しており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式は導入していない。
そのため、すべてのマカオ特別行政区の移動体通信事業者が3Gおよび4Gを提供していることになる。
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