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ドイツのo2 Germany、7月1日より3G停波を開始



ドイツの移動体通信事業者(MNO)でo2として事業を行うTelefonica Germanyは2021年7月1日より第3世代移動通信システム(3G)の停波を開始すると発表した。

ドイツ全土で段階的に3Gの停波を実施し、2021年12月末までに完了する計画である。

3Gの停波の完了に伴い3Gの提供を終了することになる。

2021年12月末までに3Gの提供を終了する計画はすでに発表しており、3Gの停波を実施する時期が新たに発表した情報となる。

2021年6月上旬の時点で3Gの基地局はドイツ全土の約16,000ヶ所に開設しているという。

まずは5州で3Gの停波を開始し、第一段階では約500ヶ所の基地局が対象となる。

第一段階の完了から2週間後には約1,000ヶ所、早ければ2021年の晩夏までに約9,500ヶ所、そして最後に約4,500ヶ所の基地局で3Gの停波を実施する予定である。

3Gの停波を実施する詳細な時期は地域によって異なる。

地域ごとに2021年7月、2021年8月、2021年9月、2021年11月、2021年12月に分けて時期を案内している。

すでに多くの顧客が第4世代移動通信システム(4G)に加入し、すべてのデータ通信のうち約97%が4Gを利用するほど4Gが普及しているため、3Gの需要は大幅に低下していることを強調した。

4Gに対応していないSIMカードを利用する顧客に対しては無料でSIMカードの交換を受け付ける。

3Gの通信方式はW-CDMA方式を使用しており、周波数は2.1GHz帯である。

2.1GHz帯の帯域幅は20MHz幅*2を保有しているが、15MHz幅*2を4GのLTE方式で使用し、残りの5MHz幅*2でW-CDMA方式を維持している。

3Gの停波に伴いLTE方式を20MHz幅*2に拡張できるため、より高速で強力な4Gを提供できるという。

将来的に2.1GHz帯でも5GのNR方式を導入する計画であるが、具体的な時期や計画などは公表していない。

まずは3Gの提供の終了によって4Gを強化することになる。

また、NR方式は3.5GHz帯で導入しており、すでにドイツ全土の約1,300ヶ所に基地局を開設しているが、2021年12月末までに約6,000ヶ所に拡大する計画を示した。

2021年中には新たに700MHz帯および1.8GHz帯でもNR方式を導入する計画で、4Gの強化と5Gの強化を並行して行う。

5Gに関しては特に地方都市で提供エリアの拡大に努める予定である。

なお、Telefonica GermanyはスペインのTelefonicaの子会社となっている。

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