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クアルコムが第2世代の5Gスモールセル向けプラットフォームを発表



米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesはスモールセル向けプラットフォーム「Qualcomm 5G RAN Platform for Small Cells (FSM200xx)」を発表した。

第5世代移動通信システム(5G)に対応した第2世代のスモールセル向けプラットフォームである。

標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で標準化された3GPP Release 16の仕様に準拠する。

屋内または屋外、サブ6GHz帯またはミリ波(mmWave)の周波数、産業用途など様々な5Gの需要に対応し、既存および新興のベンダがオープンで仮想化された5Gの無線アクセスネットワーク(RAN)の展開および商用化を加速できるよう設計されている。

5Gの整備では低出力でカバレッジが狭いスモールセルは世界的に重要な存在で、5Gの時代にオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)への移行が加速する流れで採用の拡大が期待される。

5Gの無線方式であるNR方式は新たに定義された周波数を含めて、世界各地の周波数に対応することが可能である。

FDDおよびTDD、またサブ6GHz帯のFR1およびミリ波のFR2まで幅広く対応している。

FR1ではFDDおよびTDDの周波数に対応しており、キャリアアグリゲーション(CA)を適用して最大で200MHz幅の帯域幅を利用できる。

CAを適用した場合は下りの通信速度が4Gbpsに達する。

すべてTDDで標準化されているFR2は26GHz帯のn258、28GHz帯のn257およびn261、39GHz帯のn260、新たに定義された41GHz帯のn259に対応している。

なお、日本で採用するFR2の周波数はn257である。

CAを適用して最大で1GHz幅の帯域幅を利用できるため、下りの通信速度は8Gbpsに達し、超高速通信を実現できる。

また、3GPP Release 16に準拠して低遅延および最大99.9999%の高信頼を実現できるため、産業用途をはじめとした低遅延および高信頼が求められる需要も満たすことができるという。

サンプル出荷は2022年前半に開始するため、2022年前半以降に採用したスモールセルが製品化される見込みである。

Qualcomm

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