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豪州のVodafone Australiaが700MHz帯の5GでSA構成を導入



豪州(オーストラリア)の移動体通信事業者(MNO)でVodafone Australiaとして事業を行うTPG Telecomは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式でスタンドアローン(SA)構成を導入したことが分かった。

フィンランドのNokia Solutions and Networksが公表しており、TPG TelecomはNokia Solutions and Networksと協力して豪州の移動体通信事業者としては初めてSA構成を商用化したという。

TPG Telecomは2021年7月5日にニューサウスウェールズ州の州都・シドニーの一部でSA構成の運用を開始した。

まずは700MHz帯の周波数に限りSA構成で運用している。

Nokia Solutions and Networksは長年の提携のもとでTPG Telecomが運用する3つの低い周波数に対応したトリプルバンド無線装置を含むTPG Telecom向け専用のトリプルバンド無線ソリューションをTPG Telecomと共同で開発し、TPG TelecomがSA構成を導入および運用するために使用する。

低い周波数は屋内や郊外など広範なカバレッジの整備に有効な周波数で、より多くの顧客に5Gを提供することができるという。

トリプルバンド無線装置は700MHz帯、850MHz帯、900MHz帯の周波数で動作し、無線方式はNR方式のほかに第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式にも対応している。

参考までに、TPG Telecomは700MHz帯でNR方式およびLTE方式、850MHz帯でLTE方式、900MHz帯でLTE方式およびW-CDMA方式を運用する。

TPG Telecomは2020年11月12日に5Gを商用化した。

周波数はサブ6GHz帯の700MHz帯および3.5GHz帯を使用している。

NR Bandは700MHz帯がFR1のn28で、3.5GHz帯がFR1のn78となる。

当初はn28およびn78いずれもLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用してきたが、n28では単独で動作するSA構成も導入することになった。

5Gの提供エリアは豪州の6大都市で2021年12月末までに人口カバー率を85%に拡大する計画も公表している。

なお、TPG Telecomは旧社名がVodafone Hutchison Australiaで、2020年6月29日に社名をVodafone Hutchison AustraliaからTPG Telecomに変更した。

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