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日本向けGalaxy Z Fold3 5GのSC-55BとSCG11がFCC通過、ミリ波も対応



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SC-55B」および「SCG11」が2021年8月20日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。

FCC IDはA3LSMF926JPNである。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 1700(B4)/850(B5)/ 700(B12/B13) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHz, W-CDMA 850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、超広帯域無線(Ultra-wideband:UWB)、NFC、無線給電、S Penの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応し、無線LANの周波数は2.4GHz帯に加えて5GHz帯および6GHz帯も利用できる。

S Penの周波数に関しては530~600kHzをモーションの検出で使用するという。

SC-55BおよびSCG11は未発表端末の型番である。

型番規則からSC-55BはNTT DOCOMO向け、SCG11はKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けと考えられる。

また、FCC IDからSamsung Galaxy Z Fold3 5Gの型番に該当することが分かる。

そのため、SC-55BはNTT DOCOMOよりGalaxy Z Fold3 5G SC-55Bとして、SCG11はKDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneよりGalaxy Z Fold3 5G SCG11として発表される見込み。

すでにSC-55BおよびSCG11の存在はBluetooth SIGの認証を通過して判明していたが、米国の政府機関であるFCCの認証も通過し、公的な認証機関でSC-55BおよびSCG11を確認できたことになる。

FCCでは対応する通信方式および周波数を掲載しており、NR (FR1, FDD) 700(n28) MHz, NR (FR1, TDD) 4500(n79)/3700(n77)/3500(n78) MHz, NR (FR2, TDD) 28000(n257) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1800(B3)/1700(B4)/ 1500(B21)/850(B5)/ 800(B18/B19/B20)/ 700(B12/B13/B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzを利用できる。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯のFR1に加えて、ミリ波(mmWave)のFR2で定義された周波数も利用できることが分かる。

SC-55BとSCG11は同一機器として認証を通過しているが、製品版は過去の事例と同様にソフトウェアの制御によって一部の周波数を無効化し、最終的に対応する周波数はSC-55BとSCG11で異なると思われる。

なお、Samsung Galaxy Z Fold3 5Gは折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したフォルダブルスマートフォンで、すでにグローバル向けには発表されている。

FCC

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