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フィジー政府系のDigitecがPLMN取得、パプアニューギニアで新規参入へ



パプアニューギニアで移動体通信事業者(MNO)として新規参入する計画のDigitec Communicationsは公衆陸上移動体ネットワーク番号(Public Land Mobile Network Number:以下、PLMN)を取得したことが分かった。

PLMNは3桁の国識別コード(Mobile Country Code:以下、MCC)と2桁もしくは3桁の事業者識別コード(Mobile Network Code:以下、MNC)で構成されている。

パプアニューギニアのMCCは537で、Digitec Communicationsが指定を受けたMNCは04であるため、Digitec Communicationsが取得したPLMNは537-04となる。

Digitec Communicationsはパプアニューギニアで移動体通信事業者として新規参入するために準備を進めている。

すでに携帯電話関連の業界団体であるGSM Association (GSMA)には移動体通信事業者が加盟の資格を有するOperator Memberとして加盟を果たした。

フィジーの政府系持株会社であるAmalgamated Telecom Holdingsの子会社で、Amalgamated Telecom Holdingsによる持分比率は70%となっている。

英国のVodafone Groupとブランドライセンス契約を締結しており、Vodafoneの商標を使用して事業を展開する計画である。

なお、Amalgamated Telecom Holdingsは子会社を通じてフィジー、キリバス、バヌアツ、サモア、米領サモア(東サモア)、クック諸島で移動体通信事業者として参入している。

すでにフィジー、キリバス、バヌアツ、サモア、クック諸島ではVodafoneの商標を使用しているため、パプアニューギニアはフィジー、キリバス、バヌアツ、サモア、クック諸島と同様と考えられる。

これまでに、パプアニューギニアでは3社の移動体通信事業者がPLMNを取得しており、PLMNはBemobileが537-01、Telikom PNGが537-02、Digicel (PNG)が537-03となっている。

3社とも移動体通信事業者として事業を継続しているが、BemobileおよびTelikom PNGはいずれもパプアニューギニア政府が完全所有する国有持株会社のKumul Telikom Holdingsの傘下で、統合するための手続きを進めている。

そのため、実質的にDigitec Communicationsはパプアニューギニアで第3の移動体通信事業者として新規参入することになる。

Digitec Communicationsが商用化する詳細な時期は発表していないが、2021年中に商用化する計画である。

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