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インドネシアのIndosatとTriが合併で合意、Indosat Ooredoo Hutchisonに



カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooおよび香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdings (長江和記実業)はそれぞれの子会社でインドネシアの移動体通信事業者であるIndosatおよびHutchison 3 Indonesiaの合併で合意したと発表した。

2020年12月28日にIndosatおよびHutchison 3 Indonesiaの合併に向けて協議を実施することで覚書を締結しており、協議の期限は最初の2021年4月30日から2021年6月30日、2021年8月16日、2021年9月23日と3回にわたり延長してきた。

3回目の延長は最後の延長であることも公表しており、最終的に2021年9月16日付けで合併で合意することになった。

IndosatおよびHutchison 3 Indonesiaの合併後の会社は社名をIndosat Ooredoo Hutchisonとすることも決定している。

Indosat Ooredooとして事業を行うIndosatはOoredooの子会社で、持分比率はOoredooの完全子会社でシンガポールのOoredoo Asiaが65.0%、インドネシア政府が14.3%、上場株式が20.7%となっている。

Triとして事業を行うHutchison 3 IndonesiaはCK Hutchison Holdingsの子会社で、持分比率はCK Hutchison Holdingsが67.0%、インドネシアのTiga Telekomunikasi Indonesiaが33.0%である。

合併後のIndosat Ooredoo Hutchisonに対する持分比率はOoredoo Hutchison Asiaが65.6%、Tiga Telekomunikasi Indonesiaが10.8%、インドネシア政府が9.6%、上場株式が14.0%となる。

なお、Ooredoo AsiaをOoredooとCK Hutchison Holdingsの折半出資合弁会社として社名をOoredoo Hutchison Asiaに変更し、Indosat Ooredoo HutchisonはOoredooおよびCK Hutchison Holdingsが共同所有するOoredoo Hutchison Asiaの子会社として運営することになる。

合併はOoredoo、CK Hutchison Holdings、Indosatの株主および規制当局などの承認を前提として2021年12月末までに完了する見込みと推定している。

インドネシア政府は移動体通信事業者の合併を必要と認識しており、移動体通信事業者の合併を推進する意向も示していたため、迅速に審査を実施して承認すると思われる。

Indosat Ooredoo Hutchisonはインドネシアで2番目の規模の移動体通信事業者となる予定である。

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