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楽天モバイルが沖縄県で順次高速化、4G包括免許に20MHz幅を追加



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は沖縄県を対象区域とする第4世代移動通信システム(4G)の基地局の包括免許に関して変更が認められたことが分かった。

Rakuten Mobileは2019年8月20日付けで総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の沖縄総合通信事務所より沖縄総合通信事務所管内を対象とする1.7GHz帯の周波数を使用した4Gの基地局の包括免許を受領し、当初は運用できる中心周波数および帯域幅が1842.5MHzおよび5MHz幅となっていた。

ただ、総務省が運用する電波利用ホームページで包括免許の内容を確認すると2021年10月中旬までに包括免許の内容を変更しており、同一の包括免許で運用できる中心周波数および帯域幅に1835MHzおよび20MHz幅が追加された。

2019年8月20日付けで受領した包括免許に基づき沖縄総合通信事務所管内で開設した基地局に関して、変更前は1840~1845MHzの5MHz幅で運用できたが、変更後は1825~1845MHzの20MHz幅でも運用できることになる。

なお、包括免許は個別の基地局ごとに免許を取得する必要がなく、1の免許で同一形式の複数の基地局を開設できる。

沖縄総合通信事務所は沖縄県を所管するため、沖縄総合通信事務所管内は沖縄県内と読み替えて問題ない。

これまで、Rakuten Mobileが沖縄県内で包括免許に基づき開設した4Gの基地局は5MHz幅で運用し、一部の4Gの基地局は個別免許を取得して20MHz幅で運用してきたが、包括免許に基づき開設した4Gの基地局も20MHz幅で運用が可能となった。

2021年10月12日の1時までに電波利用ホームページに反映された情報として、Rakuten Mobileが沖縄県内で包括免許に基づき開設した4Gの基地局は那覇市、宜野湾市、石垣市、浦添市、名護市、糸満市、沖縄市、豊見城市、うるま市、宮古島市、南城市、国頭郡国頭村、今帰仁村、本部町、恩納村、宜野座村、金武町、中頭郡読谷村、嘉手納町、北中城村、中城村、西原町、島尻郡与那原町、南風原町、久米島町、八重瀬町、八重山郡与那国町の合計で185局に達するが、個別免許を取得して20MHz幅で運用する4Gの基地局は那覇市で7局にとどまる。

少数の個別免許の4Gの基地局は包括免許に順次移行し、多数の包括免許の4Gの基地局は帯域幅を5MHz幅から20MHz幅に順次拡張する見込みで、帯域幅の拡張を受けて通信速度の理論値が高速化する。

4Gの無線方式はLTE方式を導入しており、帯域幅の拡張に伴い純粋にLTE方式による4Gサービスの高速化を実現できる。

また、5Gの無線方式はNR方式を導入しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3で、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してNR方式とLTE方式で同時通信するため、LTE方式の高速化は結果として同時通信時の5Gサービスも高速化することになる。

通信速度の理論値は技術規格上の理論値で、実際の通信速度は通信環境によって変動することに留意しておきたい。

総務省

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